ほとんどの人が初めて経験する自分たち主催の結婚式。
自分とパートナーの大切な人を招待するのだから、ゲストには楽しんでほしいし、失礼なことはしたくない。失敗なんてできない。「いい式だった」「素敵な式だった」って言われたい。そんな風に思っているのではないかと思います。
そうは言っても初めての結婚式。
どんなに情報収集したって、自分たちと全く同じ結婚式を挙げた人はどこにもいない。だって新郎新婦が違うのだから。招待するゲストだって違うし、結婚式の内容だってたとえ挙式会場が同じでも別物になる。
そこで、先輩花嫁たちが経験したドキドキ体験をご紹介。
実際にあった4つの体験談(失敗談!?)を参考に、自分たちの結婚式準備をチェックしてみましょう。
1、自分たちでやるって決めたことを、後回しにして冷や汗。寝不足の披露宴。
結婚式でゲストのために準備・用意するアイテムっていくつもあります。
「少しでも節約したい」、「ハンドメイドが好き」、「手書きで気持ちを込めたい」など、自分たちで作ることができそうな物は作ろう!と決め、実際に準備し始めたけれど、、、
彼も自分も仕事や家事をしながらだし、引越しの準備もあるし、疲れでお互いイライラしちゃって些細なことで喧嘩になって準備が進まない日々。気付いたら式当日まであと数日。
「や、やばい、間に合わない・・・」
「でも、今から外注も出来ない・・・」
「どうする、私たち・・・(汗)」
結局、家ではお互い落ち着いて準備を進められなくて、他のカップルさんが少ない時間帯に式場の空いてるスペースに緊急避難して集中作業!なんとか式に間に合いました・・・。徹夜で肝心の結婚式に寝不足で臨んだのは言うまでもない。
せっかくエステで数ヶ月前から肌を磨いても、当日が寝不足じゃ、晴れ舞台が勿体無い!!
数日前に焦ることなく、事前準備を進めていきましょうね。
ウエディングプランナーから一言
結婚式のために必要なアイテムを揃える方法は3つ。
①自分たちで用意、②式場に依頼、③家族・友人・知人などにお願いする。
式場やドレス選びは早くから始める方が多いですが、式場で結婚式当日のための打ち合わせがスタートするのは挙式の約4ヶ月前からです。当日に近付かなければ準備を進められないものもあります。「結婚式費用の予算」&「準備期間の2人のスケジュール」を彼と共有・相談しながら、準備の進め方を調整していきましょう。
事前にわかっている忙しい時期などがあれば、プランナーに相談してスケジュールを確認しましょう。より安心して準備できますよ。
2、彼が幸せ太り!結婚式で着る服がない!?
結婚式前から一緒に住み始めた彼。いつも作った料理を嬉しそうに美味しそうに食べてくれるのがとっても嬉しい。だ・け・ど、なんだか最近前より大きくなってない??
結婚式の少し前のある日、衣装の最終試着。彼が着替えて出てきたらやっぱり!
ボタンが、ボタンが、、、
今のサイズより大きい同じ衣装はない。
「え?結婚式でまさかの衣装がない!?」
「どうしよう・・・」
「写真もたくさん撮るのに・・・」
焦りますよね、これも。
結局、ボタンが止まらないほどではなかったので、サイズはそのままで当日も過ごしました。でも、当日彼がほとんど食事に手を付けなかったことは言うまでもありません。
ウエディングプランナーから一言
一緒に住み始めると男性がだんだん大きくなっていく、というのは時々見かけるお話。幸せそうでとっても微笑ましいけれど、結婚式の衣装でサイズがと思うとちょっとドキッとしちゃいますね。反対に花嫁の場合、エステに通う方もいらっしゃいますが、ダイエットしていたわけじゃないのに痩せてしまいましたとドレスをつめることも。
結婚式の1週間ほど前に衣装の最終試着できるよう予約をしておきましょう。
3、段取りミスでお腹が空いた親族を数時間放置!?
地元の小さなホテルで披露宴。挙式はホテルから近い神社での神前式。
2人は国際結婚。彼の母国でも式を挙げるけれど、自分の母国日本でも日本ならではのおもてなしをと準備を進めていました。しかし思わぬところでハプニング。
遠方からいらしてくれたり、着物の着付けがあったり、式場は神社だけれど集合場所はホテルで集合時間が少し早い。様々な要素が重なって親族がお腹を空かせてる。披露宴どころか、挙式もこれからだっていうのにどうしよう。
ホテルのレストランのメニューに丁度いい量のものはなく、近くにコンビニもない。自分たちがどこかに買いに行く時間もないし。ここから数時間お腹を空かせたままで過ごしてもらうことも申し訳ない。
「あー、完全に準備不足・・・」
「事前にちゃんとリサーチしておけば良かった・・・」
「どうやってこの自体を切り抜けたらいいんだろう?」
結論。こちらのお客様、なんとかホテルでおにぎりをご用意させていただきました(笑)
ウエディングプランナーから一言
挙式・披露宴の時間帯は、式場によっても様々です。ゲストがどこからいらしてくださるのかによっても、気にかけることって変わってきますね。ウェルカムドリンクやウェルカムフードの用意もできますが、挙式後から披露宴が始まるまでの間に提供されることが多いです。
宿泊(前日/当日)するのか?式場までの移動手段は何か?など、挙式〜披露宴だけでなくその前後のゲストの動きも想像を膨らませてみましょう。親族のことは親御様にも相談してみることをお勧めします。
4、結婚式当日に忘れ物!ないとヤバイ、どうしよう。
結婚式当日の朝。2人専用の支度部屋に到着して、彼より一足先にヘアメイクスタート。式場スタッフが挙式で使用するものを預かりに来てくれました。そしてあるケースの中身を確認するため蓋を開けてみると、、、
「え、、、ない、、、」
入っているはずの結婚指輪がなーーーーーーい!!!
昨晩忘れないようにってチェックしたはずなのに。。。。
それまで笑いながら話していて和やかだった空気が一変。
幸い、家が式場からすぐ近くにだったので、ご家族にお願いして指輪を取りに行ってもらいました。あー、良かった。
ウエディングプランナーから一言
指輪を持ってくるのを忘れてしまう方って、実は少なくありません。
中にはどうしようもなくて、式場にあった指輪のサンプル品で指輪交換の儀式を行われた方も(指に入るサイズでよかった!)。いつもは二人とも指につけているのに、忘れないようにとあえて前の晩にケースに入れていたのに肝心のそのケースごと忘れてしまうという方も。
指輪はお財布のように貴重品扱いのため、万が一のことを考え事前にお預かりすることをお断りしている式場も少なくありませんので、万全な確認を!
結婚式当日は、持ち物を最低限にして出発前もゆとりを持って過ごせるよう準備しておきましょう。持ち物チェックリストを使うこともお勧めします。
まとめ
いかがでしたか?
さまざまなハプニングをご紹介させていただきました。決してこの方々が準備を手抜きしたから起こったわけではないんです。初めてのことですし、新郎新婦もゲストもスタッフもみんな人間です。失敗してしまうこともあります。偶然が重なって起きるハプニングだってあります。
でもですね、そんなハプニングが緊張をほぐしてくれたり、その場の空気を和やかにしてくれたり、将来クスッと笑える心に残る思い出になったりするんですよね。
先輩たちの体験談を学びにして、自分たちの結婚式の準備を改めてチェックしてみてください。
準備を進めていく中で、プレッシャーに感じることもあるかもしれません。そんな時は深呼吸して周りに目を向けてみましょう。結婚式は一人で取り組むものではありません。ゴールでもありません。式場スタッフたちの手を借りながら、彼と、そしてご家族やご友人と、一緒に過ごす幸せな瞬間を創ってくださいね。
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