オーガニックブランドのディレクター
フィトテラピースクールの副代表
サッカーチームのメディカルパートナー
32歳、女性。
このような肩書を見て、
皆さんはどんな人を想像するだろうか?
完璧な女性?
キャリアウーマン?
私とは最初からフィールドが違う人?
憧れるけど自分は絶対に追いつけないような人?
どうだろう?
今回取材をさせていただいたのは、フィトテラピー処方のデリケートゾーンケア製品で有名な「サンルイ・インターナッショナル」の南上夕佳さん。
笑顔がとてもチャーミングで美人。
編集長の私が、インタビュー取材に行ったときも、見事に笑顔にやられました(笑)
今の南上さんを見ると、
生きていることがとても幸せそうで、
周りの皆んなにも幸せが循環していて、
お仕事も生きがいになっていて、
とても魅力的で、
きっと憧れを抱く女性も多いだろう。
そんな印象を受けたのだけど、
でも、この笑顔の裏側には、
乗り越えてきた大きな壁があったことを、
インタビューを通じて知ることが出来ました。
笑顔が綺麗で、
人として魅力がある30代女子には、
20代の時に乗り越えてきた壁が必ずある。
このメッセージを今回のインタビュー記事で、
女子トクレディーの皆さんにお伝えしていきたいと思います。
就職してがむしゃらに走った20代前半。気づけば、自分の感情を忘れ、無気力状態に
ー南上さんと植物療法士との出会いは何だったんですか?
「元々植物療法士という言葉も知らなかったんですが、ちょうど25歳の時に、ホルモンバランスを崩して、それで身体のことやケア方法を色々調べた時に、フィトテラピーという言葉を知りました。フィト=植物、テラピー=療法というヨーロッパの伝統療法でした。
美容業界に就職して、結構仕事が楽しくて、熱中しちゃって、土日も働くみたいな感じになっていたら、身体と心に出てしまったんですよね。それまでは疲れてても、1日寝れば回復する!みたいな感じだったのが、回復してこないというか。遂には、自分の感情がよくわからなくなって、楽しい!嬉しい!綺麗!とかの感覚、感情が戻ってこない・・・。」
ーえー!そうだったんですか!!私も実は28歳くらいの時にそんな感じで身体壊したことありますけど、南上さん、25歳でその状態って、、、なかなか早かったですね。
「女性の20代の時って、大なり小なりやっぱりこういうことってありますよね。
私の場合、25歳の若さで、皮膚がすごく乾燥してきて、全身カサカサ!みたいな感じになったりとか、あとは、髪が急に抜けたり、で、これは何かおかしいと思って、それで病院に行ったんですよ。まずは、目に見える症状が皮膚だったから、皮膚科に行ってみようと。
でも、皮膚科に行っても、処方されたのが、保湿剤で、とりあえずこれ塗って様子みてくださいって、それしか言われない・・・。他にも疲れやすかったり、急にバクバクしたりするので、内科や甲状腺科に行っても、仕事休みなさいとか、ストレスなくしたほうが良いとか、言われていることはわかるけれど、他にも色々不定愁訴があるのに、それに目を向けてくれる人がいなくて。
様子見て、また来て下さい。様子見て、また来てください。この繰り返し。」
ーあぁ、私もそれ、すごく感じました。不定愁訴のヒアリングする前に先生の診察が終わるというか。
「そうですよね。3分、5分とかで診察が終わっちゃう。」
ーそれで、その後どのタイミングでフィトテラピーに出会ったんですか?
「元々学生時代から生理不順があって、それまでも生理不順を結構軽視してしまっていたんですが、ある時3ヶ月くらい生理が来なくなった時があって、で、病院でホルモン値を調べてもらったんですね。
そしたら、出た値が・・・50代女性と同じ値って言われたんです・・・。エストロゲンは「測定不能」でした・・・。思い返して見ると、なんか納得しますよね。皮膚が乾燥して、髪が抜けて、無気力になってって、更年期と同じような症状だ!って。
で、先生がその血液検査結果の紙を私にくれて、その時に淡々と言われたんです。治療します?どうします?って。説明されたけど、全然頭に入ってこなくて、なんだかとてもその先生からは冷たさを感じたんです。
そこで、あ、私自分で調べなきゃだめだって。なんでこうなったのか?これからどういう選択肢があるのか?を自分でちゃんと調べようって、その時に思って、色々調べて、辿り着いたのが、フィトテラピーという言葉で、このルボア フィトテラピー スクールでした。
もともとオーガニックや身体に良いものが好きだったこともあり、自然な方法でまずケアできたらいいな、と。
フランスから唯一認定を受けているスクールだったし、HPの情報を読んだときに、なんだか信頼出来そう。そう思ったんですよね。」
「ストイックにこだわりすぎないこと」をフィトテラピーから学んだ
スクールに通って
フィトテラピーを学ぶうちに、
ホルモン値は正常に戻っていったという南上さん。
フィトテラピーを知る前の自分と、知った後の自分の価値観を比較した場合に、何が一番変化したかを聞いてみると、
「ストイックにこだわりすぎないこと」と教えてくれた。
以前から美容への興味関心が高かったからこそ、
例えば、白砂糖は身体に良くないと思えば、白砂糖は食べないライフスタイルを選び、白米ではなく玄米のほうが良いと思えば、家族でご飯を食べる時も、皆んなが白米を食べていても、自分一人玄米を食べ、美容に気を使っている自分でいることを選択していたということ。
「植物も良いところもあれば悪いところもあって、有効成分もあるし、毒があるものも存在する。そういう両極の存在を知ってから、極端に偏ることや、何かを否定する必要がなくなって、気持ちがすごく楽になったんですよね。
前後の変化を知っている家族は、その変化をよく見てくれていて、夕佳が今日はいるから、玄米炊いておこう、より健康に良いものをチョイスしないと!と、私の取扱いに気を遣っていたと後になって家族に言われました(笑)自分の凝り固まった価値観で、周りもハッピーじゃなかったんでしょうね、以前は。
今は気が循環している感じがします。皆んなハッピー。
東洋医学の考え方で、気って生まれた時に腎臓に貯めて生まれてくるんですって。人によってもともと持っている気の量が決まっているらしくて、以前は気を配って、量が決まっているコップの水が減っていっても、さらに気を配りつづけていくようなカラカラの感覚になることも。でも、今は気を循環して私の気も増えるし、周りの気も増えるような感覚。
今の仕事が楽しそうで良かったね!と家族や友達からも言われるし、頼ってくれるように。自分が変わると人も変わるんだなって実感しています。」
ー家族や身近な人にそう言われるのって嬉しいですよね!あと、お聞きしたかったことがあって、日本はいわゆる西洋医学に傾倒している傾向が強く、最近になって自然・ナチュラル・オーガニックという価値観が広まってきていると思うんですが、それは南上さんの立場から見て、どう見えていますか?
「そうですね。
まず、西洋医学はどんどん研究が進んでいて、絶対に必要で、恩恵に預かっている分野であって、西洋と東洋の医学はそれぞれの役割や良さがありますよね。どちらが良い悪いではなく、一体にあるものだと思います。
今は寿命がどんどん伸びていて、昔は50歳くらいが寿命だったけど、第二の人生を謳歌するという概念がここ数十年で初めて出てきたと思うんです。だからこそ、QOLの概念が普及していき、未病の意識や予防の必要性からオーガニックが普及してきているのでは?
美しく健康でいるために、できる範囲でナチュラルやオーガニックなものを取り入れながら、何かあれば西洋・東洋の医学に頼ることもあると思っています。」
私が一番このブランドのファン!大好きな製品に囲まれて仕事が出来る幸せ
ー南上さん、植物療法士の資格取得と合わせて、このサンルイ・インターナッショナルさんで働きはじめたと聞いたんですが、一番好きな商品ってどれですか?結構難しい質問だと思いますが(笑)
「ホント、どれも大好きなので、難しいですー!!
アンティーム オーガニックの中で、敢えて一つだけ挙げるとすると、アンティーム フェミニンウォッシュですね!2013年8月に発売したのですが、ちょうどこのアンティーム オーガニックのブランドの企画段階で入社したんですね、私。
その前までは、デリケートゾーンケアの商品って、雑誌の裏に載っているような製品でしか知ることも無く、なんとなく「あやしげ?」と思っていたんですよ(笑)。自分には全く関係ないもので、その製品を使う人は、何か問題があるんじゃないか?って、偏った考えを持っていました。
でも、デリケートゾーンは、何で他の皮膚とpHが違うのかとか、免疫力と関係する粘膜力の話とか、ボディーソープで洗うことは、間違っているということを知り、使ってみたら、衝撃がすごくて!!!
清潔にととのえること以外に、女性性が芽生えると言うか、自分を大切に愛しんでいる感覚、子宮の辺りが温かくなっている感覚。
植物療法を学ぶ上で言われることの一つに「まず自分を大事にしてあげる」ということがあるんですが、そこにダイレクトに繋がっているのが、デリケートゾーンケアだなって感覚的に思ったんです。
だから、このアンティーム フェミニンウォッシュを使うことで、女性の感覚を思い出して、自分を愛しむ・女性を楽しむ人が増えて欲しいって思います。
会社のメンバーそれぞれが、自社製品が大好きで、多分自分が一番愛用していて、自分が一番のファンだって思っていると思います。私は30代代表として、このアンティーム オーガニックの製品をもっと世に広めていきたいなって思っています。」
ーその自分が一番のファンって感覚いいですね!!「あー、ホントにファンで愛用してるんだろうな」っていうのがめちゃくちゃ伝わってきます(笑)ちなみに、直近のお仕事の目標とプライベートでの目標って、何かありますか?
「やりたいこと、いっぱいあるんですよね!
お仕事の目標・やりたいことだと、植物療法の処方をするカウンセリングサロンを作りたいし、スクールを地方・海外展開したいし、本を出版したいです。あとは、若い人たち、中学生・高校生・大学生とか、社会人になるタイミングの人などにレクチャー出来る環境を整えたい。結婚するタイミングのカップルに向けたものもやりたいですね。
あ、仕事の目標ばっかりですね(笑)
プライベートの目標だと、今までは自分が植物療法を知ったことで、周りの友人・家族、そして関わって下さる方たちにケアをして喜んでもらってきたので、結婚して子供が出来て、パートナーや子供に対してケアをしてあげたい、そうしたらどんな感じなんだろう?というワクワクする気持ちがありますね。」
ー会社員だと、なかなかやりたいことがやれない、目標がないなんて思い込みを持ちそうだけど、自分が活きる場所を見つけたら、全然そんなの関係ないですね!!
「そうですね。ホントに任せてもらえているので、自由に楽しくお仕事させてもらっていると思います。」
ー最後に、これから「植物療法士」という生き方を学び、選んでいく方たちに一言メッセージをお願いします。
「フィトテラピーについて学び、体感し、活かすことで人に喜ばれることは、本当にうれしくて楽しいです。そして、ディプロマを取得したなら、ぜひ、意識してほしいことがあります。それは、代表の森田がスクールでよく口にする言葉。自分で稼げる力を身につけておきましょう、ということ。
スクールの授業の中で損益分岐点の話しが出たり、どのように事業展開をしていくのか?という質問がよく飛び交ったりするのは、珍しいかもしれません。
スクールは今年でちょうど10周年で、開業セミナーを準備していたり、認定講師制度を設けていたりと、生徒さんが学んで終わりではなく、学んだ先の目標が達成出来るサポート体制を作れるようにということを大事にしています。
一家に一箱、緑の薬箱を作りたいという森田の野望があって、
植物療法を通じてセルフケア出来る環境が整うことを目指しているので、
興味がある方はスクール説明会や1day講座などに一度足を運んでいただけたらと思います。
あと、これは余談ですが、
スクール受講中に妊娠する人めちゃくちゃ多いんですよ(笑)
卒業の時に妊婦さんがいない回は珍しいくらいです。」
ーへー!すごい!!自分の身体を大切にする意識が向くと、やっぱり身体って正直に反応するんですかね。南上さん、今日は楽しいお話しをありがとうございました!!
まとめ
20代の頃、仕事に傾倒して、自分の感情や感覚を忘れ、身体が強制リセット。
まさに私自身も経験したことだったので、南上さんの話しに共感しまくりのインタビューでした。「うん、うん、わかるー!!」と、首が取れそうなほどに頷くこと数十回(笑)
ということで、インタビュー、楽しすぎました。
男女って世の中に半分ずついるけれども、社会はやはり男性性が強くて、女性が就職をして男性性が強い社会で働いていこうとした時に、陥りがちなのが、女性の良さを忘れてしまうこと、否定してしまうこと、ないものとして扱ってしまうことなのではないかと思います。
で、結果的に身体に無理がきて、不調が出てしまうと。
自分を大切にし、自分の感覚を大切にし、良いも悪いもなく、フラットに物事を捉えていくようになると、人はこんなに笑顔が優しくなって、素敵な仕事にも恵まれ、素敵な人間関係にも恵まれるようになるんだなということを、今回の南上さんのインタビューを通じて、実感することが出来ました。
働きすぎの30代女子の皆さま。
ちょっと小休憩をついて、
自分の心の声を聞いてあげて下さいませ。
ちょっと高価な
美容液を買って肌に付けるより、
デリケートゾーンケアをしてあげるだけで、
自分が元の状態に戻っていく感覚が掴めると思いますよ。
▷INTIME ORGANQUE(アンティーム オーガニック)オンラインショップはこちら。
▷ルボア フィトテラピースクールのご案内はこちら。
【取材協力】株式会社サンルイ・インターナッショナル
南上夕佳プロフィール:
植物療法士 / INTIME ORGANIQUE by lebois Director
ルボア フィトテラピースクール 副代表
ホルモンバランスを崩したことがきっかけで植物療法専門校「ルボア フィトテラピースクール」にてAMPP(仏植物療法普及医学協会)認定資格取得後、自身の体験を活かし「女性の幸せ」をベースに、老舗百貨店やスクールで数々のセミナーやカウンセリングを行う。現在は日本における植物療法の第一人者 森田敦子とともに啓蒙活動を行いながら、ルボア フィトテラピースクールの講師や女性のパーツケアブランド「アンティーム オーガニック by ルボア」のディレクターも務める。
http://intime-cosme.com/
Instagram: yuka_nanjo
【記事寄稿】三浦綾子
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