【#PICKUPInterview】No.2 盛岡発の美味しい輪を広げよう!!地元から地元へ。岩手の美味しいを届ける〜銀河堂1890 Sweets&Bakery様〜




私の出身は岩手県。

北東北に位置していて、北海道に次ぐ広い面積を誇る場所。

学生時代の社会の時間に、東京と岩手の人口密度の差を数字で見て、「私が住んでいるとこって、何て田舎なんだろう?」と驚愕したのを、今でも鮮明に覚えております(笑)

物心付いた時から都会に憧れていて、中学生の時には、「どうやったら東京に出れるのか?」「そうだ!大学に進学すればいいんだ!」と思い立って、都内の大学に通っていたという先生に、どうやったら進学できるのか?と質問していたくらい、都会への憧れが強く、大学進学と同時に横浜に出てきたわけですが、

都心に住む期間が長くなるにつれて、徐々に田舎の良さというか、地元の良さというのも感じるようになり、今では横浜での仕事に加えて、地元岩手での仕事も広げていきたいと密かに野望を持っております。

そんな中で実現した今回のインタビュー。

私が大人になってから初めて地元:岩手に貢献が出来る仕事になったかもしれません。

急遽、盛岡駅に現れたオシャレでイケてるパン屋さん


今回、インタビューをさせていただいた「銀河堂」さんは、2017年6月に帰省した時、帰りの新幹線で食べるものを買おうとしていた時に、偶然見つけたお店。

「ん??ここ、前違うパン屋さんあったよね??」

と思いながら、気になってお店に入って見ると、な、なんと!!地元の生産物にこだわってパン作りやデザート作りをしていると書いてある!!(地産地消、好きなんですよね。)しかも、どれも美味しそう!!

そう思って、パン2個とコーヒーを買って新幹線に乗り込んだんです。で、食べたら、「何、この美味しいパン!!しかも、この値段、何!?」とあまりに感動してしまい、今回インタビューをさせていただくことになりました。

注)だって、サンドイッチに美味しいポークはさんだパン、300円しなかったんだよ・・・。東京で買ったら、いくらするんだろう・・・。

今回インタビューに答えて下さった方

盛岡ターミナルビル株式会社
銀河堂 副店長 澤口由美子さん

【盛岡ターミナルビル株式会社とは?】

盛岡ターミナルビル株式会社(もりおかターミナルビル)は、岩手県盛岡市に本社を置く東日本旅客鉄道(JR東日本)の連結子会社。盛岡支社管内(岩手県・青森県東部)で、駅ビルやホテルの運営などを行っている。(Wikipediaより抜粋)

美味しいの輪を広げていく役割を担ったカフェ&パン屋さん

ー突然のインタビューオファーに快く受けて下さってありがとうございます。よろしくお願いします。

「こちらこそありがとうございます。よろしくお願い致します。三浦さんも岩手出身でいらっしゃるんですよね?」

ーそうなんです!ちょうど実家に帰ってきていて、今から横浜に帰るところです。この前帰ってきた時に「銀河堂」さんを見つけて、たまたま買って食べたパンがあまりに美味しくて、いつかご縁が出来るといいなぁと思っていたんです。

「そうだったんですね!実は私も数年前まで東京で働いていて、震災を期にまた岩手に戻ってきて、銀河堂のオープンに関わらせていただいて、今、副店長としてお仕事させてもらっているので、なんだか嬉しいです。」

ー離れて見える地元の良さみたいなものってありますよね。そして、あの、名刺いただいてちょっと驚いたんですが、結構大きな経営母体をお持ちの企業さんが、この銀河堂さんも運営していらっしゃるんですね。私、てっきり個人店なのかと・・・失礼しました・・。

「はい、元々駅ビルのフェザンや、隣にあるホテルメトロポリタンなどを運営している会社が運営母体でして、ホテルメトロポリタン直営のカフェとして、約1年前の9月28日にオープンしたんです。」

ーメトロポリタンさん直営のカフェなんですね!地産地消というテーマであったり、とにかくリーズナブルな価格で美味しいものを提供されていらっしゃるところに、ものすごく惹かれたんですが、この「銀河堂」のお店のコンセプトは何でしょうか?

「盛岡・岩手の自然の恵みと生産者の思いを大切に、人と人との繋がりに感謝して銀河堂より「美味しいの輪」をひろげていくというコンセプトで運営をしています。」

ー美味しいの輪の軸になる素材を提供して下さる生産者さんは、どのように探してこられたんですか?私の地元の生産者さんがYouTubeに載ってて、実はびっくりしてました(笑)

「生産者さんは地道に1件1件探して歩いているんです。ホテルという事業基盤があるので、そこで生産者さんとの人脈や繋がりを元々料理長が持っていたので、そこから1件1件という感じですね。

岩手に住んでいても知らないもの、脚光を浴びていないものが沢山あるので、それを「銀河堂」という場所を通じて、盛岡駅という県民の基軸となる場所で広げていけたらと思ってます。」

ー実際に足を運んで、会話をして、関係を作っているんですね!

「はい、やはり作る段階での生産者さんの想いやこだわりを知ることで、浮かぶメニューのアイディアがあったり、お客様に伝えられるストーリーが変わってきたりするので、企画部・パティシエ部門も含めて足を運んで、仕入先を決め、またそこに行けなかった人たちには、足を運んだ人が動画や感想をシェアすることで、スタッフ全員が原材料に対する想いを共有するように心がけています。」

ーあの、勝手な消費者目線ですが、お店の作りや雰囲気、後は動画も含めて、すごく伝えたいメッセージが伝わってくる感じがしました!

「ありがとうございます。」

想いを形にするのはビジュアルデザインのプロが必要だった!

ーそれから、ビジュアルコンセプトというか、お店の外観・内装、あとWEB上で使用されているバナーや写真など、諸々ものすごく世界観が統一されていて洗練されてて素敵だなと思ったんですが、これはどこか外注パートナーさんも交えてビジュアルコンセプトを形にしていったんでしょうか?

「そうなんです。あの、サヴァ缶ってご存知ですか?黄色いパッケージの。」

ーはい、知ってます。フランス語の表記になっているヤツですよね?よく見かけます。

「あのサヴァ缶って、実は岩手県産なんですよ。」

ーえ!?そうなんですか。全然知らなかった・・・。

「震災の後に復興支援を目的にして、あのデザインでパッケージ化されたらしいんですが、あのデザインを手掛けた方に店舗のロゴやWEBで使用する素材、お店で使用する包装紙や箱に至るまで、全面的にサポートに入っていただきました。」

ーやはり、プロのサポートが入っているんですね!!しかも全面サポート。だから、全体的に統一感があるんですね。なんだか、めちゃくちゃ納得しました。デザインにお金かけるって大事ですね。

「本当に素敵にデザインしていただきました。」

ーあと、これよく聞かれると思うんですが、オススメの一品を教えてください!あ、選びにくいですよね(笑)

「すごーく悩んだんですが、食パンとプリンを!

食パンは「パン・ドゥ・ミ」という名前で販売をしているもので、「ゆきちから」という小麦を使っているんです。秋に種を撒いて、冬の寒い時期を乗り越えて、生産されるとてもめ珍しい品種で、冬に根を張ることで豊かな味わいが得られるんですよね。是非、食べてみていただきたいです。

あとプリンは、田野畑の山地酪農牛乳を使用したプリンで、化学肥料や薬を一切しようせず、自然の牧草だけを使用して育てた牛から取れた牛乳を使用しているので、すごく味わいが感じられると思います。」

【食パンとプリン】


ーうぅ、どれも美味しそう。自然の牧草だけで牛を育てるって想像しただけで相当な手間暇がかかりそうですね。でもそのストーリーを知ると、また食べ物に対する愛着も変わってきますね。

「はい、嬉しいのが、岩手に帰省された際にお土産で購入された焼き菓子を配って下さった方がいたようで、その焼き菓子を職場で受け取った方が、美味しかったと言って、岩手に出張に来た際に、銀河堂に立ち寄って、また焼き菓子を購入して下さったんですよね。こうやって広がりが出来ていくのは嬉しいです。」

銀河堂を通じて岩手の生産者さんと消費者を繋ごう!

ーそれはテンションあがりますね!!あと、この商品は銀河堂を通じて知名度を上げることが出来た!というような商品はありますか?

「そうですね。多田自然農場さんのチーズとジャムですかね。銀河堂で扱う前までは、遠野の道の駅でしか販売していなかったんですが、取り扱わせていただくようになって、銀河堂の中でも人気商品になっています。」

注釈)取材のあとに、この「多田自然農場」さんのチーズとジャムが陳列されるのを見に行ったら、、、な、なんと、ジャムのパッケージがこれ!!「多田克彦」って・・・(笑)実際に生産されているおじさまのフルネームということです。こういうセンス、私大好きなので、パッケージにやられてジャケ買いさせていただきました。

ー銀河堂さんって、ネットショップはやっていらっしゃらないんですね?やる予定とかってあるんですか?遠方にいる身としては、ネットショップあったら嬉しいなぁって思ってしまいました。

「今のところは、地元岩手の人たちにもっと岩手の美味しいものを知ってもらいたいと思っているので、ネットショップの予定はないのですが、地元に銀河堂が定着したあとに、東京に進出出来たら嬉しいですね。その想いもあって、原材料に対するこだわりも持ちながら、地元の人でも手が出しやすい価格帯で提供できるようにしています。決して安い価格ではありませんが、リーズナブルに地元の美味しいものを届けていきたいです。」

ーいやー、めっちゃ価格安いです!!あの美味しさでこの価格!!横浜にも欲しいです・・・。色々とお話し聞かせていただいてありがとうございます。最後に岩手についてお聞きしたいんですが、澤口さんが思う岩手の魅力ってなんですか?

「自然と人ですね。優しすぎる人が多いです。でもその反面、大震災を乗り越えた強さがあるのが魅力ですね。」

ー確かに!おおらかですよね。で、弱音吐かない強さがある感じがします。あと!都心にいると、旅行先に東北があまり選ばれない感じがしておりまして(笑)、岩手に旅をしてくれる人を増やしたいなぁと。女子旅にオススメのスポットがあれば教えてください!

「肴町の奥に「十三日町(とみかまち)」ってあるのご存知ですか?古民家を改装して、今おしゃれなお店が色々と出来ているんです!女性の方だと、この雰囲気好きだと思います!」

(パンフレットを見せてもらう編集長:三浦)

ーえぇー!!素敵すぎる!!肴町って正直結構さびれてましたよね・・・。今こんな風に新しい風が吹いているんですね!すごーい。

「城下町の雰囲気が残っているので、いい感じに街づくりされてる感じです。旅行に来たら足運んでみられたら楽しいと思います」

ーわー!私、今度帰って来た時に行ってみます。ありがとうございました!

「こちらこそありがとうございました。」

銀河堂さん、そしてインタビューにご協力くださった澤口さん、ありがとうございました!

まとめ

ただ単にパン屋やカフェを作って事業をしよう、それだけの意欲でお店を運営していたとしたら、この銀河堂さんのようなお店の雰囲気や空気感とは絶対に出せないと思う。

敢えて言葉に出さなくても「地産地消に対するこだわり」「地元に対する想い」「美味しいものを世の中に届けたいという想い」って、接しているだけで伝わってくるもので、「あー、だから私はこのお店に惹かれて取材したいと思ったんだなぁ」ということを、インタビューを通じて実感することができました。

取材に伺った日もカフェの席にはお客様が溢れているし、商品を買いに訪れるお客様は絶えない。

きっとオープンして1年が経ち、岩手という場所に「銀河堂」さんという存在が確実に根付いてきているのではないでしょうか?

岩手出身で地元に帰省する機会がある方、旅行や出張で行かれる方は、盛岡駅のフェザンおでんせ館1Fにある銀座堂さんに足を運んでみてくださいませ。

▷銀河堂1890 Sweets&Bakery のHPはこちら

注釈:女子旅でオススメの場所、十三日町の古民家、調べてみたらありました!!しかも、古民家をリノベーションする予算をクラウドファンディングで集めて、見事達成してましたー!!すごい!!

▷tomikaのオフィシャルサイトはこちら

女子トクレディーの皆さま、ウエルカム岩手!!

今後も編集長の独断と偏見により、オススメのお店や人を紹介していこうと思います。










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ABOUTこの記事をかいた人

webコンサルタント。13年半の会社員生活を経て独立し、現在は個人・法人向けにWEB集客、メディア運営のアドバイスにて事業を展開。横浜・みなとみらいエリアにマンションを購入し、大好きな土地でのライフスタイルを実現している。