女子トクのみなさまこんにちは、コウノトリ薬剤師 うえじま まゆです。
妊活女子にオススメしたいナプキンの選び方も第3回目になりました。
私が妊活女子にタンポンはあまりオススメしない理由はご理解頂けたでしょうか?
私はナプキン派だから問題なくて良かった〜と思った方!ナプキンならどれでもいい訳ではないのです。未来の赤ちゃんのためにも、自分の身体のためにも皮膚に触れるものなら、ちゃんと拘って選びたいものですね。
ナプキンに3タイプあるって知ってる?
ところで、生理用ナプキンにも種類があるって知っていますか?メーカーやサイズの違いのことではないですよ。まずは、世の中に流通しているナプキン「3タイプ」をご紹介したいと思います。
1、ケミカルナプキン
みなさんがよくドラッグストアなどで見かけるものは「ケミカルナプキン」とここでは呼びます。
巷では「使い捨てナプキン」として認知されているのかな?…というかナプキンといえば「ケミカルナプキン」しか知らない!という方、意外と多いのではないでしょうか?
では「ケミカルナプキン」の他にはどんな種類があるかご存知ですか?
2、布ナプキン
まずは「布ナプキン」です。
みたことはありますか?
近年「布ナプキン」の認知度が上がり、それとともに「使い捨てナプキン」のことを「ケミカルナプキン」と呼ばれはじめるようになったのではないでしょうか。
3、コットンナプキン
次に「コットンナプキン」です。
みなさんご存知でしょうか?
こちらも使い捨てタイプですが、「ケミカルナプキン」と素材が異なります。「ケミカルナプキン」は化学繊維なのに対して「コットンナプキン」は「コットン100%」。
そして1番の特徴が「高分子吸収体不使用」なこと。またコットンにもこだわり「オーガニックコットン」を使用しているものが多いです。
なぜ様々なナプキンの選択肢が増えたのか?
ナプキンが普及し始めてから、ケミカルナプキンしか見たことがないという人も多いかもしれませんが、ここ数年で生理用ナプキンの選択肢が増えてきています。何故でしょうか!?それだけ生理トラブルを抱えている女性が多いことが背景にあるのではないかと私は考えます。
私自身も、以前は生理トラブルがあり、ケミカルナプキンユーザーのときは、ナプキンでかぶれることもよくありました。
生理時がブルーデーの要因の一つ。
そのときは「かぶれるもの」と思い、デリケートゾーン用の塗り薬を使用していました。
ナプキンを見直し、色々試していく中で「かぶれなくなった」のは、かなり大きかったんです!
ちょっと知っておいて欲しいデリケートゾーンについて
みなさんは全身を皮膚で覆われています。
この皮膚って場所によって薄さが異なることをご存知ですか?
この皮膚の薄さによって皮膚の吸収率が異なることをご存知ですか?
皮膚が薄いほど、バリア機能が弱いため、吸収率が高まると言われています。
では実際どれほど異なるかご存知でしょうか?
ある調査によると、部位別の吸収率が、腕を1とすると、頭は3.5倍、あごは13倍、わきは3.6倍、背中は1.7倍、そしてデリケートゾーンは42倍とも言われています。
ケミカルナプキンに使用している化学物質は分子が小さく、また脂溶性であり皮膚バリアを通過しやすいとも言われていますので、この数字は敏感にとらえておきたいところ。
更には、デリケートゾーンは他の部位よりさらに皮膚が薄いために、かぶれたりとトラブルも起きやすい場所。だからこそ、使うものやケアに気を使いたい場所なのです。
そのことを頭の片隅にぜひ覚えておいて欲しいし、そのことを踏まえてナプキンも選んで欲しいと思っています。
そして、下着選びも同じ。よりお肌に優しい素材の下着を選んでいますか?
デザインや価格重視で選んでいる方、ぜひ試しに化学繊維の下着とコットン100%の下着を比べてみてください。ご自身の中で何か体感が得られるかもしれません。
次回は「ケミカルナプキン」「布ナプキン」「コットンナプキン」のそれぞれのメリット・デメリットと、使用してみた個人的な感想をお伝えしたいと思います。
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