飲む点滴?飲む美容液?の甘麹とは〜知っておきたい発酵調味料シリーズ①〜





料理の時に必ず使うもの。それが「調味料」。

今、スーパーやネットでたくさんの調味料が並ぶようになり、「〜風」と謳った、一見調味料っぽいものまで発売されています。以前のこちらの記事でもお伝えをさせていただいたように、多くの調味料には食品添加物や化学調味料が使われていて、知らず知らずの間に、私たちの体の中に蓄積されてしまうということが起きています。

でも、どうでしょう?

もし毎日摂る調味料で、美人になる秘訣を手に入れられたり、腸内環境を整えることが出来たとしたら…。

綺麗になるために何かプラスαを加えることは、時間もお金もかかるけれど、毎日使う調味料を発酵調味料に変えるだけなら、なんだか気軽に出来そうな気がしませんか?

今日はオススメの発酵調味料の一つ。「飲む点滴」「飲む美容液」とも呼ばれているスーパー調味料の「甘麹」を皆さんにご紹介したいと思います。

最初に思い出して欲しい基本調味料5選

調味料の「さしすせそ」。

さは「お砂糖」、しは「お塩」、すは「お酢」、、、となんとなくイメージが付くでしょう。でも実は、この「さしすせそ」の中には、発酵調味料ではないものが含まれています。

それを発酵調味料に変えるだけで、あなたのお家の料理の味が変わるはず!そして、体に良いものを摂ることによって、心も満たされていくことを感じることが出来るはずです。

基本発酵調味料5選ってどんなもの

改めてのおさらいです。調味料の「さしすせそ」とはご存知でしょうか?

さ・・・砂糖
し・・・塩
す・・・酢
せ・・・醤油(せうゆ)
そ・・・味噌

この中の砂糖と塩は発酵調味料ではありません。

それを発酵調味料に変更すると、こんな感じで基本発酵調味料5選になります。

さ・・・みりん、甘麹
し・・・塩麹
す・・・酢
せ・・・醤油(せうゆ)
そ・・・味噌

甘麹ってどんなもの?

今、わが家の食卓では砂糖を使うことはほとんどなくなりました。

お菓子作りの際にたまに使うことはありますがそんな時には、きび砂糖や甜菜糖、黒糖などといった白砂糖以外のものを使用しています。

毎日の食事に白砂糖を使っている方に1番におすすめしたい調味料が甘麹になります。

甘麹という言葉は聞きなれないかもしれませんが甘酒という言葉なら聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

ただ、甘酒と聞くとアルコール!?と思われる方がいるかもしれませんが、違います。

甘酒と呼ばれるものは2種類あるのです。

アルコールの甘酒

多くの人が想像するのは寒い季節によく飲まれるアルコールの甘酒ではないでしょうか?

アルコールの甘酒は今回ご紹介する甘麹とは材料から異なります。アルコールの甘酒は下記の材料で作られます。

酒粕 + 砂糖 + 水 →甘酒(アルコール)

日本酒を作る際のもろみの絞りかすを使って作る甘酒には甘味がありません。

そのため、甘味をつけるために砂糖を使うのです。また、甘味が強くなるだけでなく、アルコールの残ってしまうのでアルコールに弱い人や子どもが飲む場合にはしっかりとアルコールを飛ばしてから飲む必要があるのです。

ノンアルコールの甘酒

ノンアルコールの甘酒とは今回私がご紹介したい甘麹になります。

麹 + 水 + お米 → 発酵させる →甘麹(ノンアルコール)

甘麹は米麹と水を発酵させたものになります。砂糖は一切使用せずに発酵させることにより甘さと旨みが増すことにより砂糖の代わりとして使用することができます。

また、甘麹はノンアルコールであるので子どもからお酒に弱い人まで安心して使うことができるのです。

飲む点滴と呼ばれる栄養豊富な甘麹(甘酒)

アルコールとノンアルコールの甘酒のどちらが良いの?と迷う方も多いかもしれませんが今回ご紹介したいのはノンアルコールの甘酒=甘麹です。

米麹を発酵させることで作られる甘麹には私たちには嬉しい成分がたっぷりと含まれているのです。そのため、甘麹は別名「飲む点滴」「飲む化粧水」なんて呼ばれ方もしています。

では、どんな成分が含まれているのかというと下記になります。

☆ブドウ糖
☆必須アミノ酸9種
☆ビタミンB群
☆コウジ酸
☆100以上の酵素

このような成分がたっぷりと含まれているので、甘麹は腸内環境を整えたり美肌や疲労回復に効果的だったり脳を活性化させたりと色々な効果を期待できるのです。

お家で簡単に作れる甘麹

そんな甘麹ですが実はお家で簡単に作ることができるんです。

代表的な作り方は3つ。

①炊飯器を使って作る
②保温びんを使って作る
③ヨーグルトメーカーを使って作る

作り方は全部に共通ですが、麹と水を合わせて、60℃8時間発酵させてあげる、以上です。

なぜ、60℃なのか?

麹が働くのに最適な温度が60℃と言われています。

そのため、70℃以上超え続けて保温された状態だと酸っぱい甘麹が50℃以下保温された状態だと麹の粒が固いままの甘麹が出来て上がり、甘麹を味見した時の状態で成功したかどうかを確認できます。

甘麹成功のポイントはズバリ温度管理です

そのため、温度管理がしっかりできるヨーグルトメーカーが特に初心者の方にはおすすめですが、甘麹のために買うというのは躊躇してしまう方も多いかもしれません。

そんな時にはぜひ、炊飯器や保温びんを使用していてみてください。

ヨーグルトメーカーに比べると温度管理は大変ですが温度管理さえしっかりとできれば美味しい甘麹が作れます。

そして、もう1つのポイントとは、材料は米麹と水のみ

甘麹や甘酒のレシピはネットや本を探せばいろいろなものがあります。

その中で多いのが炊いたご飯を使用したものです。甘味を増やすためにご飯やお米を使用しているレシピも多いです。
しかし、米麹だけでも十分に甘味はあるのでご飯やお米は入れなくても全然問題はありません。

むしろ、スッキリ、さっぱりした甘さになるので個人的には米麹と水だけで作る甘麹が好きです。

おすすめの配合は米麹:水=400g:600㏄

私は基本この配合で毎回作っています。結構、濃いめです。

まとめて作って冷凍保存して料理やお菓子作りに砂糖代わりに使用していますし、夏はそのままアイス代わりに食べたりもできるので本当に重宝です。

甘麹で毎日のおうちごはんを美味しくそして美肌をゲットしませんか?

今まで、料理に砂糖を使っていた人は代わりに甘麹を。朝ごはんのパンの代わりに甘麹1杯をそんな生活にちょっとチェンジして腸内美人を目指しませんか?










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ABOUTこの記事をかいた人

妊娠を機に商品開発の仕事を退職し、現在は2歳の双子の男の子の育児をしながら自宅(たまに出張講座も行い中)にてかめごはんの料理教室を主宰し主に無添加ふりかけ講座を開催中です。これからママになりたい方から子育て中のママと子どものゲンキを食を通してサポートしていきます。