女子トクのみなさまこんにちは、コウノトリ薬剤師 うえじま まゆです。
妊活女子にオススメしたいナプキンの選び方の連載も4回目になりました。普段当たり前に手にしている「ケミカルナプキン」は、3種類のナプキンの中の一つの選択肢。私たちは、他のナプキンも選べるわけです。
私自身は「コットンナプキン」をオススメしたいのですが、3種類のナプキンのメリット・デメリットを今日の記事ではお伝えしていこうと思います。
記事を通して、あなたに合ったナプキンと出会えますように。
どうやって生理用ナプキンを選べばいい?
みなさんは、生理用ナプキン3タイプのうち、どれを使っていますか?多くの方は「ケミカルナプキン」でしょうか?
私は実はTPOに合わせて使い分けています。それは、それぞれの使い勝手が違うから。
今回はそれぞれのメリット・デメリットと、私自身が使用してみた感想をお伝えしていきたいと思います。
ケミカルナプキンは、手に入りやすい、かさばらない
まずは「ケミカルナプキン」。
《メリット》
・使い捨て
・薄いのでかさばらない
・携帯しやすい
・安い
・コンビニにも置いているのですぐに購入しやすい
《デメリット》
・かぶれやすい
・使い方によっては体を冷やすおそれがある
《使用した感想》
私自身、薄いのに吸収してくれるので、ついつい長時間使用してしまうことがありました。あらかじめ多い日用を使用することもしばしば。すると、どんどん経血量が増えた気がします。昼間なのに、夜用じゃないと漏れてしまうなんてことも・・・またメーカーによって違いはあったように思いますが、かぶれに悩まされました。あと使用後のナプキンの独特な臭いが苦手でした。
布ナプキンは、肌触りがいいのと温かい、自分好みに使える
次に「布ナプキン」。
布ナプキンは名前の通り「布で出来た生理用ナプキン」のこと。布で出来ているので、すぐには捨てずに、洗って何度も使うのが布ナプキンの特徴です。
布ナプキンは、始めるまでは勇気がいるけれど、一度使えばハマってしまう女子が多いのでは?ただ、取り扱い方に気をつけていただきたい面があるのです。
《メリット》
何度も使えるのでエコ
肌触りがいい
下着感覚でナプキンを選んだり着用出来る
《デメリット》
衛生面
洗うのが大変
漏れないか心配
荷物がかさばる
いざというときに手に入らない
初期費用がかかる
《使用した感想》
私の経験ですが、布ナプキンに変えてから、ケミカルナプキンの時のようなかぶれやかゆみがなくなりました。また経血量がかなり減りました。初めは漏れないか不安でしたが、漏れることはほぼありませんでした。(ケミカルナプキンの時の方が、むしろ漏れることがあったくらい)
ただ、洗うのがかなり負担でした。つけ置き洗いでは完全きれいになった気がせず、結局1クールで使い捨てることもあり、あまり経済的でエコな感覚を私は得ることができませんでした。特に外出先では布ナプキンが荷物になることも負担に。
よくよくいろいろと情報を集めていくと、血液をしみこませたものを使いまわすことって、衛生的にどうなのかな・・・と不安を抱くようになってしまいました。
コットンナプキンは、なんだか懐かしい
最後に「コットンナプキン」。
初めて使ってみたとき、最近のスタイリッシュなケミカルナプキンンに比べて、一昔前の小包装に厚みがなんだか懐かしい。けれどその厚みが安心感。
ケミカルナプキン派も、布ナプキン派も、抵抗なく使用できるアイテム。そんな感覚を覚えました。
《メリット》
高分子吸収体不使用
使い捨て
携帯しやすい
かぶれにくい
肌触りがよい
《デメリット》
昔ながらの厚みや小包装
ケミカルナプキンに比べると高い
ネット販売が多いためすぐに手に入りにくい
《使用した感想》
個人的には、ケミカルナプキンと布ナプキンのいいとこ取りのアイテムかなと思っています。デメリットに上げている「厚み」も、個人的には安心感があり好きです。1番のメリットは、高分子吸収体を使用していないこと。
ただ、まだまだ店頭販売しているところが少ないため、ネットでまとめ買いしてストックしておく必要があります。漏れる心配もありませんが、ケミカルナプキンに比べると吸収力はないです。布ナプキン使用後にコットンナプキンを使用したため、経血量変化や生理トラブルの変化は残念ながらわかりませんが、症状が悪化することはありませんでした。
コウノトリ薬剤師がオススメするナプキンはこれ!!
3つを比較してみて、個人的には「コットンナプキン」が1番オススメです。
仕事中や外出先では「コットンナプキン」を、自宅では「布ナプキン」、外出先で急に必要になったとき「ケミカルナプキン」と使い分けることで、現在快適に過ごしています。
そこで、私がこれまで試したことがある「コットンナプキン」をご紹介しますね。
・ナトラケア
初めてコットンナプキンの存在を教えてもらい使用したものです。種類もたくさんあります。以前は小包装しておらず保管方法が大変でしたが、今は小包装されています。
最近はアマゾンや楽天などでも購入出来ますが、以前はi herbというサイトから個人輸入する方法で、日本語表記も少なく個人的には購入が不便なため使用しなくなりました。今は日本語表記でアプリもあり、購入しやすくなっています。
ただ、最近は売り切れでなかなか手に入りにくい状況のようです。価格も販売元で違うため、よく調べて購入することをオススメします。
・ナチュラムーン
日本で初めて医薬部外品として承認された「コットンナプキン」。サイズも様々あり、最近では自然食品店やドラッグストアでも取り扱うようになり、身近になってきました。
こちらは、おりものシートはオーガニックコットン、生理用ナプキンはオーガニックではないですが、コットンです。購入しやすい、コットンナプキンの中では比較的リーズナブルな価格なのでコットンナプキンデビューしやすいかもしれません。
・オーガニックコットンナプキン
日本製のオーガニックコットンナプキンで話題になったもの。発売当初は、高分子吸収体使用していたのですが、今は高分子吸収体不使用のタイプも発売されています。サイズは普通の日用で羽なし・ありが選べます。
多い日用や夜用を使用している方は、少ない日に試してみるのがいいかも。今はまだネット販売メインで、アマゾンや楽天でも購入出来ますが、ドラッグストアに並ぶ日も近いかもしれないですね。
・フリーネコットン100%
最近「コットンナプキン」と検索するとヒットするので、試してみました。
表面はコットンですが、高分子吸収体使用しているのがちょっと気になるところ。ただ、表面はコットンなのでケミカルナプキンよりは肌触りは良いし、かぶれはありませんでした。価格も1番お手頃かなと思います。
かぶれるのは嫌だけど、吸収はしっかりして欲しい…というケミカルナプキンユーザーさんにオススメかなと思います。
・シシフィーユ
こちらもオーガニックコットン使用、高分子吸収体不使用として最近よく見かけるようになったもの。個人的に1番使い心地が好きです。まだ数回しか使用していないため、もう少し続けたいなと思ってます。気になる点としては、ネット販売メインで、価格も少し高めということです。
まとめ
いかがでしたか?
これからコットンナプキンの需要は増えていき、種類も増えていくのではと予想しています。色々試してみてあなたなりに使いやすいナプキンを見つけてみてくださいね。
最後に、ここで述べたことについては、あくまでも個人的な意見・感想になりますので、参考までにしていただけたらと思います。
では次回はいよいよ最終回。「妊活女子にオススメのナプキン使用法」をお伝えしたいと思います。
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