２９歳、独身、石川県生まれ石川県育ち。月収１６万円。もうすぐ３０歳。
「東京に出て華やかな生活を送りたい」「田舎ではできない事を東京でやってみたい」と思っても、なかなか行動に移せなかった私が、実際に東京に行こう！と決意をしてから、退職をして、東京での部屋を決めて、引越しをするまでにかかった期間は、たった３ヶ月でした。
その時、貯金はほぼなし。
でも、「行こう！」と決めたら、現実が東京に行けるように整っていったんです。
憧れの場所に住んでみたいけれど、
・親に反対される気がする
・上京資金がないから貯まってからにしよう
・今、私がいなくなったら会社が困ると思う
こんな風に、現状維持を選択して、なかなか一歩踏み出せない地方女子にお役に立つ記事になったら幸いです。
２９歳で生まれ育った石川県から上京し、起業した、私の上京ストーリ第３弾です。
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気になる、地方からの上京資金。いくらくらいかかるの？？
上京したいと思ったとき、まずはここが気になるのではないでしょうか？？
実家暮らししか経験のない方は特に、引越しや部屋を借りる際の不動産への初期投資は未知の世界ですよね。
上京するために最低いくら必要か、概算程度で把握しておきましょう。そうすることで、未知の世界だった上京も、現実的なものになってきます。
部屋を借りる際に必要な資金の内訳は？
・敷金
・礼金
・２ヶ月分の家賃
・鍵交換費用
・仲介手数料
・保険料これらを合計した費用が必要になってきます。
敷金・礼金は、築年数にもよりますが、それぞれ家賃の１〜２ヶ月分。礼金は交渉次第で少し変動します。
鍵交換費用は約２万円、仲介手数料は家賃の１ヶ月分＋消費税、保険料は約２万円。
なので、例えば、都内で１K、２０平米、築１０年以内で６万円の部屋に住もうと思ったら、
・敷金６万円 （家賃１ヶ月分）
・礼金６万円 （家賃１ヶ月分）
・２ヶ月分の家賃１２万円
・鍵交換代２万円
・仲介手数料６.４万円 （家賃１ヶ月分＋消費税）
・保険料２万円
合計 ３４.４万円 となります。
そこに引越し資金、家具家電などをプラスして上京資金の概算を出してみましょう。ただ、上記の資金はあくまでも概算です。
ちなみに私は、部屋を借りる為に不動産屋さんに初期費用で約２０万円、その他、引越し費用、家電、家具で約２０万円。合計４０万円で上京費用を抑えました。
私の友人は、１年以内に自分の部屋を持つ事を目標にして、初期費用が不要で家電家具などがついたシェアハウスに住んでいる方もいますし、お部屋のグレードや住む場所によっては、上京費用を高くも安くもできます。
まずは上京資金の概算を出してみましょう。
十分な上京資金を貯めてから上京する？それとも、自らつくりに行く？
上記の方法で、上京資金を把握したら、次に思うのが、「資金が十分に貯まったら上京しよう」ではないでしょうか？？私もそう思っていました。
上京資金は大きなお金ですし、新しい場所に住むには、「上京資金だけではなく、数カ月分の余裕を持って、準備万端でいきたい。」そう思って当然です。
じゃあ、そのためにはいくら必要なのか、それを貯めるためにどのくらいの期間がかかるのか。
私は、先ほどの概算、３４.4万円を踏まえて、最低でも８０万円あったら安心して東京に行ける、と思っていました。
当時、月収１６万円で貯金もほぼなかった私。毎月５万円貯金したとして、１年間で６０万円。目標の８０万円を貯めるには１年４ヶ月かかる。
その間に友人の結婚式や、欲しいものが出て来る可能性もあるし、そもそも貯金がすごく苦手な私。８０万円を貯める自信がりませんでした。
それに、もう気持ちは東京にあるのに、さらにもう１年４ヶ月、現状維持を続ける事に絶えられないと思いました。
そこで、考えたのが、
上京資金８０万円を、つくる方法を考えよう
でした。
親に頭を下げてお金を借りる、不安だけどローンを組む、副収入を得る・・・いろいろ考えました。
で、ピンときたのが、当時乗っていた車を売って資金をつくる事でした。新車で買って、５年の車だったので、最低でも５０万円で買い取ってくれるのではないか、と期待を込めて数件の自動車買取の会社に見積もり依頼を開始。
でも、出てきた見積もりはどれも、３０万円前後。良くて３５万円でした。
「これじゃ足りないな・・・でも、ないよりはマシだからこれで買い取ってもらって、残りはまた考えよう」
と半ば諦めていた時、上京する為に必死で準備をしていた私を見た友人が協力してくれて、希望金額の８０万円で買い取ってくれる人を見つけてくれたんです。
１年４ヶ月かかると思っていた、上京資金の８０万円を約１ヶ月で準備する事ができ上京への道が開けました。
覚悟を決めると、気持ちが上京という目標に向かいます。そして、そのための課題を解決するために体が動き、それが周りの人にも伝染していきます。
待つのではなくて、自ら動く事の大切さを実感しました。
夢を語って、応援されて今いる場所から離れよう。
上京資金という課題をクリアして、上京に向けて新たなスタートを切ろうとすると、必然的に、今いる場所、人とお別れする事になります。
一番気にかかるのは、勤めている会社を退職する事ではないでしょうか。アラサーであれば、責任のある仕事を任されて、会社から期待されるポジションにしてもおかしくありません。
自分が抜ける事で周りに迷惑をかけてしまう事は、自分が一番良くわかっていますよね。上司に退職の意思を伝えるのは、心苦しいと思います。
その時に大切な事。
それは、
夢を語って、周りの人に応援してもらいながら、今いる場所から離れる事。
私は、当時勤めている会社を辞める時、
「これまで石川県でしか生活がしたことがないので、上京して、もっと世界を広げたいし、これから独立して、自分にしかできない仕事をしていきたいです。だから、退職したいです。」
とビジョンを語りながら退職の意思を上司に伝えました。親や友人にも同じように伝えました。
会社や現状の不満や、足りない部分を理由にするのではなく、これからのビジョンを語るんです。そうすれば、上司や会社、親や友人も応援して送り出してくれます。
これまで信頼関係を気づいてきた人であればなおさらです。ぜひ、今いる場所の人たちに夢を語りましょう。あなたの上京への気持ちも固まってきます。
まとめ
今日は、私が上京を決意してから、当時の仕事を退職し、東京での部屋を決めて、引越しをするまでのリアルな３ヶ月の行動をお伝えしました。
２０１６年の１月に上京を決めて、石川にいながらの部屋探し、上京資金の工面、退職、引越し準備・・・を３ヶ月で行ったので、本当にバタバタでした。
でも、このバタバタと忙しく、勢いがある事が、アラサーからの上京には大切な事です。
アラサーからの上京は、善くも悪くも現実的な事が見えてくるので、考える時間がないくらいバタバタと動いた方がうまく進みます。
今、「上京したい」と思っている、でも頭で考えるだけで、中々行動に移す事ができない。という方は、期間を決めて、
・上京に必要な資金を把握する
・必要なお金をどのように作り出すか考える
・夢を語って今いる場所を離れる
を実践してみてください。
考える暇がないくらいに動くのがコツですよ！
それでは、次回は、アラサーが上京して夢を叶えたっていいじゃない！？２９歳上京ストーリー最終章です。
２９年間離れた事がなかった石川県からで上京して、１年半が経った今、仕事、恋愛、プライベート、どのように変化したのか。上京して、本当に良かったのか。を書いていきますね。
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