「あなたならこの時どうする?」をたくさん投げかけられる魅力的な本です
【#PICKUPBOOKs】No.5『高殿円著/上流階級~富久丸百貨店外商部~』
ノルマは月1500万円!? バイトからのたたきあげが外商部に!
お客様からのあらゆる要望に応える百貨店の外商部に、バイトからのたたき上げである鮫島静緒が配属された。
洋菓子部門などで成果を出してきた彼女だが、これまでとは違う世界に戸惑う。
退職を控えるカリスマ外交員に任された顧客との信頼関係を築けるのか!
どんな本なの?
▷静緒は月ノルマ1,500万円の百貨店外商。スーパー外商の後を継ぎ、不慣れで男性ばかりの世界で女性として孤軍奮闘するお話し。
読んでみた感想は?
▷「ライダーベルトが欲しい!」「家を建て替えたい!」と無理難題ばっかり飛んでくる中、「どうしたらいい?」「何ができる?」と粘り強く考える姿、お客さんとの丁寧な付き合い方にとても勇気づけられました。
▷同時に、「百貨店=宝石箱の中で働いている」と自分の仕事にプライドを持つ姿勢にも魅せられます。
何故30代女子に勧めたい?
▷がむしゃらに自分の居場所を作ってきた20代から少し落ち着いて、30代ってほっと1息ついて、仕事を引き続き頑張ろうか、家庭を重視しようか、仕事を頑張るにも男性たちとどう渡り合っていくか様々な選択肢に直面する時期だと思います。
▷この1冊からはどんな場であれ考え続けることの大切さを教わり、かなり元気になりました。何か皆さんの背中も押してくれればと思いお勧めします。
これから読む女子に向けて一言メッセージ
▷がんばることだけが全ての解決策ではありません。また「こうあらねば」というルールも実はありません。未知の世界に飛び込んでいく静緒の決断1つ1つに「自分ならどうするか」楽しみながら考えてみてください。
感想寄稿:
一般社団法人ことばの診療所代表
1人1人が自分のことばを持てるように、10分でお気に入りのフレーズを模写するワークショップ「響ことば探し」を開催。レズビアンとしての経験を活かしたLGBTセミナーも実施中。
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