会社員としてだけでなく、個人の活動も両方オープンにして働く「スラッシュキャリア」。
今、副業解禁の流れが来ているけれど、会社に「副業」の許可を申請するのは、やっぱり勇気がいるもの。なかなか勇気が出なくて、結局会社には内緒で「副業」をしているという人も多いのでは?
そんな方にとって、私が「スラッシュキャリア」を叶えるために、勇気を出して会社に個人の活動の許可を申請した過程と心の葛藤を、今日の記事でお伝えしたいと思います。
【前回までの記事はこちら】
やっぱり会社に相談するのってこわい。でもチャンスは突然やってくる。
「会社員を続けながら、個人の活動もスタートしたい!」
でも、こんなことを上司に相談しに行くなんて、どう思われるんだろう?ちょっとこわい。スラッシュキャリアを目指している方にとっては、一番ドキドキ…気になるところですよね!
当の本人も、かなり緊張いたしました。
ひとつ間違えば、「本当にやりたいことは別にあって、今は会社にいますが、いつかは起業したいです。」と、マイナスイメージにとられかねません。
本人がそうでなくても、そう解釈されてしまうことは少なくないんじゃないかなぁ、と思います。
実際、前職のときの話ですが、私が英語を勉強していることを知った上司から一言。
「辞めるときは早めに言ってね。英語使える会社に行きたいんでしょ。」
と言われたことがありました!
良くある、おじさんのジョークだったのでしょうが、新卒で入社して数ヶ月、辞めたいなんて思う余裕すらなかった私は、目がまん丸になったことを覚えています。
タイミング良く端的に想いを伝えるのには、少し緊張するものですよね。
かく言う私も、言おうと決めてからもタイミングがなく、3ヶ月ほど時が過ぎていました。
しかし、チャンスは突然やってくるもの。
「今日から西原もメディカルフィトテラピストだからなぁ。」
ある日上司からとさらっと言われ、受験していたフィトテラピー(植物療法)の試験に合格したことを知りました。
その時、「フィトテラピーを仕事にするぞ」と決めたときの感情が蘇ってきたんです。
カラダの不調にずっと悩まされてきたわたし。
植物の力もかりて、ようやく普通に生活できるようになり、今度は悩んでいる人を助けたいと強く思ったのでした。
しかし、まだまだ自然療法が身近ではない日本。
海外に行って勉強するのか、どうするのか。
試行錯誤しながらも、日本で植物療法が学べる学校であり、現在勤めている会社が運営する学校「ルボア フィトテラピースクール」を見つけ、生徒として入学。
やっぱりコレだ!と思い、ここで雇ってもらえないかと直談判!
入社後も平日は仕事、週末は生徒として勉強を続けていました。
大好きなフィトテラピーが仕事になって嬉しい。でもそれと同時に、営業事務の仕事だけではなく、もっともっと自分の足で走り回ってフィトテラピーを広めたいとも思い始めていました。
・個人の活動のことを相談するのは、今日がベストタイミングなんじゃないか?
・合格を受けた「今日」というタイミングを逃したら、またいつになるかわからない!
そう思ったら、上司の部屋をノックしていました。
いざ、上司に相談のとき!
「すみません、ちょっとご相談がありまして。今日は合格できて嬉しかったです。それでですね、、、」
口ではこんなことを言いながらも、心の中では
・本当にこのタイミングで良いのか?
・でも後戻りできない…言うしかない。
とギリギリまで迷っていました。
でも、ずっと言おうと決めていたんだからと勇気を出して、いざ相談しました。
・メディカルフィトテラピスト(植物療法士)として、こんなことがやりたい
・社員になる前、一生徒としてルボア フィトテラピースクールに入学したときの想い
・個人の活動から、会社の利益にもつなげられると考えていること
・やりたいことの50%は会社に、個人の活動にも50%、両方がやりたいということ
・改めて、会社での目標
・個人的な活動は、勤務時間外でやりますということ
上司からいただいた言葉は、「会社には遠慮しなくていいから、ちゃんと頑張れ。」の一言でした。
水を得た魚とは、こう言うことかと思うほど、自分の目が輝いたのがわかりました。
その後、チームに今から活動しようと思っている内容を伝え、会社のブランドのPRのために、こんなふうに私のメディアを利用したらどうか?など、少し具体的なことも話し、とりあえず始めてみましょうということになり、今に至っています。
まとめ
会社に個人の活動の許可を取ったよ!
私肩書きをいくつも持っているんだ!
と、友人に話すと、驚かれることがほとんどです。
起業しようと会社に内緒で活動している方には、うらやましいと言っていただきます。
わたしがとても恵まれた環境にいることは自覚しています。
現実には、副業が認められていない会社や、会社的にOKでも、上司によっては反対意見を持っている場合もあるでしょう…。
相談するかしないかは、よーく考えることをおすすめいたします。
それでももし、会社に相談した方が良いと思うのであれば、今だ!と思ったときに、勢いとともにアツイ想いを伝えてみてください!
人は感情に揺り動かされるもの。あなたの熱い想いがあれば、会社や上司、そして同僚たちから暖かい応援の声をもらえることも夢ではないはずです。
次回Vol.4では、実際にわたしが感じた「セルフメディアを立ち上げてからの変化」についてお伝えしていきたいと思います!
▷スラッシュキャリアについて
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