女性の社会進出が進む、晩婚化とともに、女性の平均初産年齢が年々上昇している今の日本。
2015年度に政府が発表した「少子化社会対策白書」によると、女性の初産平均年齢は、調査後に始めて30歳を超え、30.4歳という数値が発表をされています。
私自身、コウノトリ薬剤師として、赤ちゃんが授からず悩んでいる方のお悩みをたくさん伺ってきましたが、残念ながら、子供が欲しい!と思っても、100%の確率ですぐに出来るという保証はありません。
だからこそ、伝えたいことがあります。
それは、『今、独身でも既婚でも、子供をいますぐ欲しいと思っていても、そうでないとしても、子供を待つ身体の準備を先にしておいて欲しい』ということ。
今回の妊活講座の連載では、私がコウノトリ薬剤師の立場として、子供を待つ身体を作るための大事なポイントを、皆さんにわかりやすくお伝えをしていきたいと思っています。どうぞお楽しみに!!
あるアドバイスを実践したら90%以上の方が1年以内に赤ちゃんを授かれたという話し
いつかママになりたい!とワクワクする思いを抱きながら、その一方で、「私、本当に妊娠出来るのかな…」という不安。頭の隅をよぎったりしたことはありませんか?
「不妊」「卵子老化」と様々なキーワードが、ニュースでも報道されるのでなおさら気になりますよね。
じゃあ、赤ちゃんを待つ身体の準備をスタートするために、あなたなら何をしますか?
病院に受診?
漢方やサプリメントを飲む?
ちょっと待って!!
その前にもっと大事なことがあります。
それは「生活習慣を整える」こと。
だって、赤ちゃんを授かり育てるのはあなたの身体です。
あなたの身体の状態を作るのは、日々の生活習慣だからです。
今のあなたは朝型ですか?夜型ですか?
さて、あなたの答えはどちらでしたか?
実はこれ、身体の負担を軽くするのにとても重要なことなんです。
30代女子って、キャリアアップして、仕事の負担も多くなってきて、夜遅くまで仕事して…という方が多いのでは?主婦の方だったら、夜がやっとゆっくり出来る自分の時間で、ついつい夜更かし…なんて方が多いのでは?
実は今、夜型生活の方が、すごく増えていて、この夜型生活が、妊娠しにくい身体を作っているかもしれないんです。
だから、「夜型生活」から「朝型生活」に切り替えよう!
これが私からの提案です。
何故、夜型生活が赤ちゃんを待つ身体作りに良くないのか?
それは「自律神経」が乱れやすくなるからです。
自律神経とは、活動的なスイッチを持つ「交感神経」とリラックスなスイッチを持つ「副交感神経」の2つの神経が、それぞれスイッチを切り替えながら私たちの身体へ指示を送っています。
言わば、自律神経は身体にとって指揮者のようなもの。
この自律神経という指揮者が身体に指示を出せる環境を整えることがとても大事で、そのためには「自律神経本来のリズムに合わせた生活を送ること」がとても大事です。
もし、18時以降寝るまでの間、リラックス出来ている時間が少ないという方は、要注意!!
交感神経は6時から18時頃にスイッチ、副交感神経は18時から翌日6時にスイッチが入っているのが理想のリズムなので、仕事や家事をしていて、リラックス出来ずに、副交感神経の時間が短くなってしまうと、結果的に自律神経が指揮者として身体に指示を出しにくい状態が出来てしまいます。
だからこそ意識して欲しいことは、「入浴」と「睡眠」。
入浴
まずは帰ったらすぐ湯船に浸かりましょう!
入浴は副交感神経スイッチに切り替えるのに1番オススメの方法です。このときに、40度以下の湯船にしっかり浸かることがポイント。シャワーや熱いお湯では意味がないのでご注意を!
睡眠
そして、22~23時にはベットに入るようにしましょう。
なかなか寝付けない場合は、部屋の明かりを暗めにして、読書をしたりゆったりした音楽を聴いたり、リラックス効果のあるアロマを焚いたりして、24時には深い眠りにつけるようにしてみましょう。
夜にやっていたことを朝に変えるだけで、効率UPしてデキル女へ!!
夜の過ごし方が変わると、朝の目覚めが変わってきます!
疲れが残って起きれない…がなくなって、自然と目覚めるはず。そしたら今まで夜にやっていたことを、朝にやってみましょう!
少し早く出社して仕事をするもよし、家事を朝に全て終わらせるもよし…
趣味や自己啓発の時間を朝にするのもオススメ。
朝は身体も活動的なので、効率も上がり、色んなことが倍以上の速さで済むため、時短にも繋がります。仕事の効率がUPすることで早く終えることで、プライベートの時間も増える・・・今よりもさらに充実した毎日を送れること間違いなしです!
「妊活」は「頑張るものではなくママになるための準備を楽しむこと」だと私は考えています。きっと赤ちゃんも楽しそうなママのもとへ行きたいと思うはず。
まずは日々の生活習慣を見直して、毎日をよりハッピーに過ごしましょう!
コメントを残す