どうせ評価されないって諦めてない!?1万人の人事評価シートからわかった会社に評価される人の共通点




12月。世間はボーナスの時期。

会社員として年に2回のボーナスが出るのは嬉しいけれど、毎年やってくる厄介なやつがどうしても苦手。それは「人事評価」。評価されてこその昇給、ボーナスアップになるのはわかっているけれど、 あの人は好かれてるのに私は評価されない。

・あの人は評価されているのに私は適正に評価されていない気がする。
・イイ仕事があの人にばかり回っていて正直羨ましい。
・結局上司に好かれている人の評価が高いよね。

そんなふうに諦めていませんか?

私は、10年間、計2社で人事業務に携わる中で、延べ1万人以上の人事評価シートを分析してきました。そこから見えてきた、「いつも評価が高い人のたった1つの共通点」。それを今日は公開したいと思います。

人事評価って、上司へのゴマすりも機嫌取りも必要ありません。必要なのは、「上司の教育」。

皆さん、上司の教育、出来ていますか?

人事評価はルールの決まったゲームです

まずはじめに、あなたは人事評価にこんなイメージを持っていませんか?

・上司は好き嫌いで部下の評価を付けている!
・評価の結果は上司の気分次第で決まる!

これはまったくの誤解です。人事評価において会社が上司に要求することはシンプル。「ルールに忠実に、客観的に付けること」。ルールとは「人事評価シートに書かれた目標の達成度」です。

人事評価も上司の仕事のうち。なるべく無難に反論の余地なく、会社に承認される結果に収めたいのが心情。わざわざ私情をはさむメリットはありません。

つまり、人事評価は「客観的な目標達成度」であっさり決まっているのです。

人事評価を上げるために部下のあなたができる、たった1つのこと

いつも評価が高い人のたった1つの共通点、それは「確実に達成できる目標を立てていること」です。

目標は必ず達成させる。ただし、勝てない勝負ははじめからしない。それが常の評価を獲得している彼ら彼女らのポリシー。目標設定の時点で勝負は決まっているのです。

そうはいっても、会社の目標が上司から降りてくる。確実に達成できる目標にするために、あなたなら何をしますか?

…そうです、「上司にネゴ」!です。

そんなの無理! と思われるかもしれません。評価面談で上司から今期の目標を言い渡されたあなた。そもそも上司に「リアクション」していますか?

「なぜその目標になったのか」「どうやって達成すれば良いのか」質問していますか?「そのためにどんな協力をしてほしいか」上司に伝えていますか?いつも評価の高い人はコミュニケーション上手。上司に目標と現状のギャップを伝え、達成できるライン、達成へのシナリオを上司と共有した上で仕事に臨んでいるのです。

これは残念!評価されない社員の失敗パターン3つ

実際の職場ではこんなコミュニケーション不足のパターンをよく見かけます。

パターン1 投げやり営業ウーマン A子

営業一課の中堅メンバーA子。市況が好調だからって、とんでもない組織目標が降りてきた。

「お前ならできるよな」と上司から課内で一番高い数値目標を渡された。受注件数 前年比150%って、ありえない!とりあえず飲み込んだけど、飲み屋で同期に愚痴っても怒りが収まらない。

改善ポイント:同期に愚痴る前に、冷静に上司と目標達成に向けたシナリオと戦略を立てる相談をしましょう。ちゃんと意思表示をすること、大事です。

パターン2 評論家タイプの新卒3年目 B太

営業二課の新卒3年目B太。手あたり次第企業に訪問させて足で稼ぐ会社の営業スタイルに、常々不満を持っている。

営業成績は伸び悩み。今期の目標は「クライアントへのコンサルティング提案を強化し信頼関係を構築する」と書いた。上司からのコメントは「まず足元でやるべきことは何か、しっかり考えてください」。またいつものノルマの話か。こんな会社、さっさとやめてやる!

改善ポイント:コンサルティング提案、信頼関係構築・・・で、具体的に何をやるの?がないと、達成出来る目標も達成できません。目標達成への道筋をしっかり立てましょう。自分一人で立てられない場合は先輩や上司に相談を。

パターン3 縁の下の力持ちC美

営業事務部のベテランメンバーC美。新入社員やアルバイトの面倒をよく見て、育児で時短勤務中の後輩のピンチヒッター役も買い、部内での信頼は厚い。

それなのに、評価面談での部長からのフィードバックはいつも「ルーティン業務を手放してもっと価値の高い仕事をしてほしい」。人事評価シートには新しい業務改善プロジェクトの達成目標を書かされるけれど、そんな実務と関係ないことに時間を割いていられない。私が欠けたらみんなが困るのに、私の仕事は価値がないっていうつもり!?

改善ポイント:女性が陥りがちなこのパターンC。私が欠けたらみんな困るのにって本当ですか!?

上司を教育して、高評価を勝ち取れ!

 

残念ながら、これらのパターンに陥っていると、目標が高すぎることやあなたが目標に納得していないことなど、上司には何も伝わっていません。

上司は基本、あなたの仕事の大変さをわかっていません。あなたの仕事の現場で起きている問題を見ていません。そりゃそうです。四六時中一緒にいるわけではないので、自分の現場で起きていることは自らアクションを起こして上司に伝える必要があるのです。会社の仕事において、何も言わずに「察してくれる」はありません。

上司を教育して、上司の成果もあなたの評価もアップさせること、それが出来れば、確実に評価が高い人材になるでしょう。まずは「率直なリアクション」からはじめてみませんか?

上司を教育して、評価されない女を卒業! しましょう。










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ABOUTこの記事をかいた人

ライフオーガナイザー®、働く女性のためのお片づけコーチ。片づけられない・仕事ができない女として10年以上悩み続けた経験をバネに、会社員・お片づけコーチのWワークで活動中。2児の母でもある。