先日女子トク内で募集をした「【番外編】29歳の憂鬱〜あなたの29歳はどうでしたか?〜」。
29歳という女性にとって何か印象的な年齢で、一体どんなストーリーを経験した女子トクレディーがいるのか?今日はアンケートに答えて下さった読者さんにスポットライトを当て、ご紹介をさせていただきたいと思います。
普通の婚活からの大逆転!交際0日で青森に嫁いだ29歳リアルストーリー
■名前:
田村ゆに(旧姓:岡田)
■職業:
自給自足的な生き方
■29歳の憂鬱は何だった?:
苦手な恋愛に向き合って婚活する時期を作ったこと
■結果、どんな30歳を迎えましたか?:
30歳目前に入籍し、既婚者という立場で30歳を迎えた
どうすれば、交際0日で結婚という出来事が起こりうるのか?
今回インタビューに答えてくれたゆにちゃんとは、実は編集長は以前から知り合いでして、交際0日婚なんて、芸能人がするものくらいにしか思っていなかったのに、突如自分の身近なところで、そんなことが起こったわけなので、それはまぁ、びっくりしたことを覚えています。
【交際0日婚の流れ】
まさに29歳を迎える年に重い腰をあげて一念発起し婚活を開始。
・1〜3月→Facebookでよく見かける婚活アプリを活用したり友人に紹介を仰ぐものの成果が上がらないし徐々に面倒になってくる。アプリに関しては全員がサクラなんじゃないかと錯覚を抱くほどw
・4月→共通の友人がたった一人の全くもって知らない青森の男性が現地で嫁募集をしている投稿をFacebookで発見し、応募する。
・5月→その方と初対面&二泊三日で結婚を決意。
・8月→札幌の親に彼を合わせる。
・9月→青森に移住。
・翌年6月→30歳目前に入籍。現在に至る(完)
Facebook婚ですね!!真剣な嫁募集の告知がきっかけで、出会ったこともない男女が出会って結婚するって、なんてミラクル!!
というわけで、ゆにちゃんの29歳のときの葛藤と、そして今の青森で送る自給自足生活についてインタビューをしてみました。
Q、29歳独身からの急遽の婚活宣言をしたゆにちゃん。一体、何があった??心の内を教えて下さい。
→29歳から30歳へのステップに関して、年上女性の話を色々と聞いているうちに多少なりとも他の1歳年齢を重ねることとは自分自身が考えている以上に社会的な認識が違う(重い)ようだなと捉え始めました。
改めて自分自身の将来を考えた時に、これまでもこれからも夢も多くあるけど今後女性一人で死ぬまで生きて行くほどの覚悟は無いし、将来子供も作りたいと少しは考えていたので逆に婚活するなら今しかチャンスはない!と、一生に一度の婚活を決意しました。
Q、ぶっちゃけ婚活宣言前までは結婚願望はあったの?
→常に自分の夢が優先順位の1番にあったので、恋愛の延長線上でなんとなく結婚できたらいいなとは思ったことはあったけど、「絶対に結婚したい!」みたいな願望まではありませんでした。恋愛をするだけでも自分の時間が奪われるし面倒臭いなと思っていたタイプなので(笑)
Q、婚活開始時に求めていた男性像はどんな感じでしたか?
→今考えると凄くゲスな話なんですけど、「年収600万円以上」で生理的に無理じゃない見た目の人でしたね(笑)
自分のやりたい事を自由にやらせてくれて家庭が安定しさえすれば、さほど恋愛感情を抱いていなくても良いだろうと思っていました。結婚できるなら本当ある意味誰でも良かったです。
Q、アンケート内容を見て、婚活の最初の頃は案外普通(笑)の婚活をしていたのが意外だったんだけど、婚活アプリを使っていた時代の面白いネタとか、事件とか、後はアプリ使ってみた感想を少し詳しく教えて下さい。
→婚活初期は自我を押し殺して相手に気に入られようと当たり障りのないトークだったので、びっくりするくらい、面白いネタがありません(笑)
実のない会話にただただ時間も無駄に過ぎてるし、全然具体的に会える話にもならないからアプリの人は全員サクラなんじゃないかとさえ思っていました(笑)
Q、恋愛が苦手なことだったと書いてたけれど、そこに向き合う覚悟をした時に、自分の考え方、行動、習慣で変えたことは何でしたか?
→普段人にあまり相談しないんですけど、客観的な視点を持ってくれる男性に相談して、素直にそれを受け入れました。
割とポジティブな性格で自己肯定感が強いんですけど、これまで直視する事を避けてきたような自分が苦手とする事やできない事も素直に認める事で、本来私に合う男性のタイプはこれまで付き合ってきた人とは違うんだなと気づき過去に興味を持たなかった範囲の男性を見るようになりました。
Q、突拍子もない嫁募集の告知文のどの辺りに惹かれたの?
→とりあえず面白そう(一緒にいて飽きる事がなさそう)。包容力がありそう(細かい事にうるさくなさそう)という辺りです。後はもうとやかく考えるより行動。会ってみなければわからないと思うからとりあえず会ってみようという感じでした。
Q、選んだ旦那様は、当初描いていた男性像と比較したとき、当てはまっていたこと、全然当てはまってなかったこと、それぞれあれば教えてください。
→ご覧の通り、お金を第一条件に置いていた婚活開始時とは真逆の男性像です(笑)ただ先に挙げたように、婚活を開始してから客観的な意見を言ってくれる人に相談する事で、私の「一方的な理想像」じゃなくて単純に私に持っていない部分を持っている「相性のいい人」を探すようになりました。
そう考えると、当初描いていた男性像は安定的に稼ぎのある普通の人だったので旦那さんには当てはまっていませんが、私にとって相性のいい人という意味ではまさにぴったりな人でした。
Q、現在の1日のタイムスケジュールを教えてください。
7:00 起床
7:30 コーヒータイム
8:00 私は畑作業開始、旦那さんは大工仕事開始(途中適当に休憩を挟みながら)
17:30 作業終了
18:00 ご飯を炊く
18:30 実家に戻ってパソコン作業
19:30 夕飯
21:00 就寝
※私たち夫婦は基本1日1食です。
※まだまだ自給自足できていない部分も多いのでご飯やパソコンは彼の実家の環境に頼っています。
Q、旦那さんと一緒にいる時間とそうでない時間との割合は?
→99%一緒にいます(笑)数ヶ月に一回半日程度お互いのイベントや用事で離れるくらいで、丸一日離れることはほとんどないです。
Q、自給自足的な生活で、ある意味金銭を得る(お金を稼ぐ)という概念から離れた感覚でおそらく毎日過ごしていると思うのだけれど、そこに対する不安や葛藤はなかった?
→何事も自分の経験した事がない事を始める時には不安や葛藤はつきものだと思いますが、過去様々な事にチャレンジしてきた経験もあってか不安よりも希望が大きい毎日です。あとは自給自足生活では、お金を稼がない代わりに、これまでお金で買っていたものをお金を介さずに得られる環境を作っているのでうまくいけばお金が無くても生活できる事が想像できたので不安はありませんでした。
Q、ぶっちゃけ今、毎月いくらあったら生活が成り立つ感じ?
→まだまだ彼の実家に甘えている部分が大きいのですが、保険料、ガソリン、インターネット、食費を考えて5万円あれば余裕がある感じです。少しずつ自給していけば将来的には毎月3万円は切るかなと。
Q、生活を共にしてみて、この人にして良かったと思った出来事と、書ける範囲で構わないので、なんだこいつと結構揉めた事件があれば、教えてください。
→ノロケになってしまいますが、この人にして良かったと日々実感しています。目指している未来の生活像が同じなので、夢の話を現実的にどう叶えるかを話し合ったり実践していく日々がとても楽しいです。
とはいえ考え方が真逆で、私は男性脳で現実的なポジティブ。旦那さんは女性脳で夢見がちなネガティブ。大きな喧嘩はありませんが、言い合う事はあります。
大抵の場合私が理詰めで言い過ぎて、優しい旦那さんが折れてくれるパターンですね(笑)これだけ本気で向き合えるのも、後にも先にも彼だけだと思っています。本当に今の旦那さんじゃなければ私は結婚に向いていなかったと思うので(笑)
Q、今振り返ってみて、オンナの29歳ってどんな時期だと分析しますか?
→今29歳だったり、これから29歳を迎える人に対して先輩ぶる気はないのですがあの時決断して行動に移したから今の生活に着地していると思っています。これまでが良いとか悪いとかじゃなくて未来で後悔しない為に、自分自身を振り返る良い時期なのかなと思います。
社会的には不安を煽られるような年齢かもしれませんが、29歳はまた1つ人として成長する為に色んなきっかけに溢れている、そんな素晴らしい1年でもあると思います。
ゆにちゃん、インタビューへのご協力ありがとうございました!!
29歳の憂鬱〜インタビュー後記〜
ゆにちゃんのインタビュー内容に振れてみて、私が感じたことは、他人軸で生きることではなく、自分軸で生きることの大切さ。
世間一般で言う幸せが自分に当てはまるわけでもないし、世間一般で言う出会い方や結婚までの流れが、その人にとっても正解でもない。
東京という場所で会っていたときから自然体でおおらかな彼女の性格が私は大好きだったけど、青森に嫁いでからのほうがより自然体で、本来のゆにちゃんにどんどん戻っていっているような気がしております。
ある意味29歳という年齢は、私たち女性が、「一般的」とか「常識」という中で生きてきた固定概念を捨て、本来の自分の価値観に戻して生きはじめる、そんな年齢なのかもしれません。
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▷旦那様との共同プロジェクト「うちみる(UCHi-MiLL」のサイトはこちらから。
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