アーユルヴェーダということばを聞いたことがありますか?
アーユルヴェーダとは、約3000年の歴史を持つインド発祥の世界最古の医学と言われております。
アーユルヴェーダの語源、「AYUR=生命」「VEDA=科学」であることが示しているように、治療医学だけでなく、予防医学や生命哲学としての側面も持ち合わせています。
「わたしらしく健康に美しく生きたい」
アーユルヴェーダには、そう願う30代女子の生活にすぐにお役立てできる知恵がいっぱいつまっています。
今回は、「アーユルヴェーダの基礎知識とアーユルヴェーダ的におすすめな生活習慣ベスト3」をご紹介させていただきます。
アーユルヴェーダとは?
アーユルヴェーダは、わたしたちの生活に馴染みがある西洋医学と「健康」と「病気」の考え方が違います。
西洋医学では「病気じゃないから健康だよね」と、病気と健康を二元的に捉えています。
一方、アーユルヴェーダでは「病気じゃないけど、健康とは言えない状態もあるよね」と、病気と健康を一元的に捉えています。
つまり、アーユルヴェーダには「病気じゃないけど、健康とは言えない状態を健康に近づける」という予防医学的な側面があります。
そのため、病気まではいかないけど、
・「疲れがたまっているな〜」
・「食欲ないな〜」
・「肩がこるな〜」
などの30代女子のプチ不調を改善する知恵が、アーユルヴェーダにはつまっています。
ドーシャで分かる3つの性質分類
アーユルヴェーダでは、その人個人の体質(プラクリティ)を3つの性質(ドーシャ)の組み合わせで表します。
アーユルヴェーダでは「生まれたときの性質(ドーシャ)のバランス」がいちばん健康な状態であるとされており、そのバランスが崩れることでだんだん病気になっていくと考えられています。
そして、食事や生活習慣を改善していくことで「生まれたときの性質(ドーシャ)のバランス」に近づけることができます。
「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」ということばを聞いたことがあるでしょうか?
ヴァータは「軽さ」「動き」、ピッタは「暑さ」「鋭さ」、カパは「重さ」「冷たさ」といった性質がそれぞれあり、その組み合わせでわたしたちの体質を表すことができます。(※セルフチェックができるサイトもあります。)
ご自身のドーシャバランスを知っておくことは有益ですが、ご自身で正確に診断することは難しいです。(通常は、問診だけでなく熟練ドクターによる脈診などと合わせて総合的に診断されるからです)
そこで、今回は『自分の体質を知らない&忙しい30代女子でも大丈夫!あらゆる体質の人におすすめできるアーユルヴェーダ的生活習慣ベスト3』をご紹介いたします。
あらゆる体質の人にオススメできるアーユルヴェーダ的生活習慣ベスト3
1、白湯を飲む
これはぜひ取り入れてほしい習慣です。
現代は、水分が足りていない人はとても多いです。
食の欧米化によりカロリー摂取が多くなっていますが、それらのカロリーを消費するのに思った以上にお水が必要です。
お水の飲み方ですが、とくに、朝起きてすぐ、口内を清潔にした後にコップ一杯の白湯(室温以上の水)を飲んでください。
日中も喉が乾く前にこまめに飲むようにしてください。
1つだけ注意なのは、食後2時間以内の大量飲水は避けてください。
胃酸が薄まってしまい、消化不良になる恐れがあります。
よく、ヤカンでお湯を沸かすことが推奨されていますが、その手間を省きたい人は電気ケトルでお湯を沸かすのでも十分です。(スリランカでのアーユルヴェーダ施設でもそうしていました)
朝はコーヒーを飲むという30代女子のみなさんも多いと思います。
朝一杯の白湯は内臓を洗い流すことが目的ですので、コーヒーから白湯に切り替えていただくことで「目覚めが良くなる」「お肌に透明感が出てくる」など、体調がいいと感じられることが多くなってきます。
2、よく噛む
アーユルヴェーダでは消化力を上げることを大切にしています。というのも、アーユルヴェーダではきちんと消化できなかったものが毒素となりそれがたまると病気につながると考えられているからです。
消化力を上げるためには、よく噛むようにしましょう。
食べ物は口内でなるべく噛み砕いておくことで消化をするときの内臓の負担を軽くすることができます。
噛む回数の目安は、32回です。
ちなみに、一回の食事で食べる量の目やすは「両手のひらに乗るくらい」と言われています。
理想は、一回の食事が終わった時点で胃の半分が食物、4分の3が水分、残りの4分の1が空いているスペースだそうです。
また、1日の食事の中で、昼をいちばん重めにし、夜は軽くすませると消化に負担がかからず質の良い睡眠がとれるようになります。
忙しい30代女子のみなさんもぜひ、しっかりめのランチを同僚と楽しんでくださいね。
3、朝と夜、ベッドの中で自分と向き合う
朝は、「今日はどんな1日にしよう」と考えてみましょう。
夜は、「今日はどんな1日だったか」を振り返ってみましょう。
忙しい30代女子は朝飛び起きてバタバタと1日を始める…という人も多いかもしれません。
しかし、朝3分でいいので「今日の楽しみな予定」を考えてみてください。
そして、夜も3分でいいので「今日あった素敵なこと」を思い返してください。
朝も夜も、ぜひポジティブな気持ちになれるようなことを考えてくださいね。
ほんとうは頭を空っぽにする瞑想ができたらベストなのですが、お仕事や子育てで忙しい30代女子にはなかなかハードルが高いと思います。
ベッドの中で朝夜3分ずつ自分と向き合うことであればそう難しくないとおもうので、ぜひ試してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
『自分の体質を知らない&忙しい30代女子でも大丈夫!あらゆる体質の人におすすめできるアーユルヴェーダ的生活習慣ベスト3』をご紹介させていただきました。
体と心、両面からのアプローチで、30代女子のプチ不調を改善してくださいね。
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