【#PICKUPBOOKs】No.6『渡辺和子著/置かれた場所で咲きなさい~』




自分のためにも相手のためにも100%の信頼をすることをやめ、心にゆとりができました。

【#PICKUPBOOKs】No.6『渡辺和子著/置かれた場所で咲きなさい~』

置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。時間の使い方は、そのままいのちの使い方です。自らが咲く努力を忘れてはなりません。雨の日、風の日、どうしても咲けないときは根を下へ下へと伸ばしましょう。次に咲く花がより大きく、美しいものとなるように。心迷うすべての人へ向けた、国民的ベストセラー。新シリーズ!こころの文庫。

どんな本なの?

▷ノートルダム清心学園理事長の渡辺和子さんが85歳の時に自身の生き方を綴った書籍で、累計200万部のロングベストセラーの作品です。

▷「自分自身に語りかける」「明日に向かって生きる」「美しく老いる」「愛するということ」の4章で構成されおり、手軽で読みやすく、一方で簡潔にまとめられた文に込められた想いは深く、心に響く言葉がたくさん掲載されています。

読んでみた感想は?

▷「今いる場所で自分のこころに素直に生きていこう」と思いました。

▷『置かれた場所で咲きなさい』に掲載されている私の好きな言葉 ベスト3

 1、 「きれいさはお金で買えるが、心の美しさは買えない。」(46ページ)

見た目のきれいさよりも心の美しさを保てる人間になりたいと思いました。

2、「信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく。」(139ページ)

書籍を読んだ当時は、人を過信しすぎていました。この言葉を読んで、自分のためにも相手のためにも100%の信頼をすることをやめ、心にゆとりができました。

3、 「 “あなたが大切だ” と誰かにいってもらえるだけで、生きてゆける。」(71ページ)

大好きな人に大切な人に伝えていくようにしています。

何故30代女子に勧めたい?

▷人生の酸いも甘いも経験した30代は、自分自身の社会的なポジションというものがわかってくる時期です。様々なライフスタイルで生活し、学生時代や20代の頃のような「みんなで分かり合える」といった世代間の居心地の良さが薄れてくる年代です。そのため、ついつい一人でがんばりすぎてしまい、時折、一生懸命に生きることに疲れてしまうのではないでしょうか。

▷そんな時に「私、今のままで良い」「休んでも良いのだ」と感じることができる書籍としてオススメしたいです。

これから読む女子に向けて一言メッセージ

▷厚いビジネス書とは違い、とても薄く軽くて、忙しい毎日を過ごしている方でも気軽に読める書籍です。85歳の渡辺さんのメッセージの中には、こころに響く言葉があるのではないかと思うので、ご自身にあったメッセージを見つけて頂きたいです。「私、今のままで良い」と深く感じてもらえたら嬉しいです。

▷最後に書籍の内容から外れてしまう個人の意見になりますが、もし今苦しい環境に置かれている方は、「置かれる場所を変えても良い」と思っています。置かれた場所を変えることで、更に美しく咲けるのであれば、置かれた場所を変えることも大切な選択です。

感想寄稿:

 

上野由紀子(うえのゆきこ)。
PEACE FROM JAPAN 代表。税務会計系コンサルティング会社勤務。
夢を持つ皆様の応援をしながら、自分自身も税理士資格取得に向け、学習を進める。

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