みなさん、こんにちは!
過去3回にわたり、『30代女子海外一人旅のススメ』を連載させていただいた清水が、僭越ながら実際に行った海外一人旅ベストワンをご紹介させていただきます。
《過去記事も合わせてどうぞ!》
色々考えた結果、過去最高に波乱万丈で「何があっても大抵のことはどうにかなる!」という自信がとてもついた、インドへの旅をご紹介させていただきます。
何故、インドを海外旅行ベスト1に選んだのか?
いっちょまえに海外一人旅の記事を書かせていただいていますが、このインド旅行ではさすがにくじけそうになることが何度かありました。
しかし、そんな散々な経験をしてもなお、あまりある魅力が海外一人旅にはあります!
(ちなみにインド旅行は私にとって“劇薬”だったので、『30代女子海外一人旅のススメ②おすすめの国ベスト5』では除外しました(笑))
インドの街は汚いし、インド人は平気で嘘つくししつこいし散々でしたが、そのぶん素敵な出会いもあり、いい思い出もたくさんでき、かけがえのない経験になりました!
かなりトラブルに見舞われた旅だったので、トラブルの経緯とともに清水の成長をお楽しみください(笑)
トラブル1:中部国際空港までたどり着けない!?
忘れもしない、2014年8月10日。
当時住んでいた東海エリアに台風が直撃しました。三重に住んでいた私は、高速船で中部国際空港に行く予定でした。
しかし、前売り乗船券を買っていた高速船が高波で運行休止。電車も止まり、高速も通行止め。
(こうなったら自家用車で下道を使って行くしかない…!)
ひどい雨風の中、中部国際空港まで根性で向かいました。
トラブル2:飛行機が飛ばない!?
なんとか中部国際空港までたどり着いた私の次の壁は、【飛行機が飛ばない】でした。
(上海乗り換えでデリーに行く予定なのだけど大丈夫かな…)
やきもきしながら、待つこと4時間、何とか飛行機は飛ぶことになったのですが、どう考えても乗り換えは間に合わない。
しかも、LCCのため上海からデリーへのフライトは早くても2日後!?
急遽2泊上海に足止めを食らうことになった私は、空港の本屋さんで上海のガイドブックを買い、上海での宿泊を確保しました。
トラブル3:急性膀胱炎になる!?
「ようやく飛行機が飛ぶ〜!」このタイミングでなぜか人生で初めて血尿が出ました(急性膀胱炎!?泣)
事実は小説よりも奇なりとは、まさにこのこと(笑)
(どうしよう。このまま日本に残ろうか?とりあえず上海に行こうか?)
10秒迷った結果、払った旅行代を考え、とりあえず上海に行くことにしました。
(インドでお腹を壊したとき用の抗生剤を持ってきてよかった…)
先行き不安ですが、ようやく日本を出発します。
トラブル4:スーツケースが壊れる
上海に到着し、とりあえず荷物をピックアップしホテルに向かおうとしたら…
スーツケースの取手が壊れていることが判明!(写真左)
(この旅行の間だけはなんとか持ちますように)と願い、旅行を続けます。
トラブル5:お茶の詐欺にあいそうになる
上海観光は思ったよりも楽しかったです♪
ショッピングをしたり、マッサージを受けたり、小籠包を食べたり、夜景を見たりと、大満喫しました♥
唯一のトラブルが、中国茶詐欺にあいそうになったこと。
中国人カップル:「写真を撮ってください」
私:(きた、きた。ガイドブックに載っていた中国茶詐欺だ。)
カメラのシャッターだけ押してあげて、そそくさと逃げました。(事前にインターネットやガイドブックで情報を仕入れておくとかなり被害を防げます!)
上海での2泊3日に観光を終え、ようやく本題のインドへ向かいます。
バラナシ到着
街は汚いし、あちこちで鳴らされるクラクションはうるさいし、普通に牛が道を歩いているし、バラナシの街はとにかくカオスでした。
早速ホテルにチャックインし、昼食を済ませ、ガンジス河を見るためにホテルを出発します。
トラブル6:オートリクシャーを値切ったために訳のわからないところで降ろされる
ホテルの前にはオートリクシャーのおじさんがたくさんいて、事前に調べたよりも高い値段をふっかけてきます。
「もっと安いって聞いてる!」とほんの少しだけ値切ることができ、一安心したのもつかの間、「着いたよ」と降ろされたのは繁華街のど真ん中。
(私、ガンジス川に行きたいって言ったよね?怒)
仕方ないのでプラプラ歩いていると、日本語が堪能で怪しさMAXのインド人が後をついて来ます。
トラブル7:インド人、「案内はタダ」と言ったはずが…?
何度も何度も「No!」と言っているのに「タダで案内してやる」とひたすらついてくるので、断るのも面倒になり、一通り案内されることに。
確かに、火葬場やゴールデンテンプルなどの見所スポットを案内してくれました。
途中「タダで案内しているんだから、バラナシシルクをお土産に買え」と知り合いが経営しているバラナシシルクのお店に連れて行かれて、バラナシシルクをお土産に買ったりもしました。
結局、最後その案内人から「案内してやったんだから金をよこせ」と言われて気持ち支払ったんですけどね(苦笑い)…トホホ
トラブル8:紅茶・香辛料のお店でぼったくられる
私は割と旅行慣れしている方だと自負していましたが、まんまとやられました(笑)
ある紅茶屋さんで、チャイマサラやガラムマサラ、紅茶など数種類を選び、いざお会計になったら「日本円で1万円」と言われました。
一瞬(?)と思ったのですが、(結構買ったし、そんなもんかな)とその場では向こうの言い値を支払いました。
後から冷静に考えたら、海外で言い値で買うなんて初歩的なミスで、(インドの物価的にあの価格はありえない!)と自業自得でありながら悔しい思いをしました。
ま、勉強代です(強がり)。みなさんもお気をつけください!
翌日、昨日散々な思いをした私は、外に出るのが嫌になり(笑)、ホテルのプールでのんびりすることに。
プールサイドでビールを飲んでいると、日本人の男の子2人組と出会いました。
その子たちからバラナシの情報を仕入れていると、「せっかく来たのにホテルに引きこもるのは勿体無いんじゃないか?」という気持ちになって再度出かけることを決意。
ハッピー:信頼できるオートリクシャーのおじさんと出会う
バラナシ観光を諦めないで良かった!たまたま、信頼できそうな運転手さんに出会うことができました。
ガンジス川のお祭りを見に行った時も、「ここにいるから、観光が終わったら戻ってこい」と待っててくれたり。
サールナートを案内してくれたり。
時間は守ってくれるし(こことても重要!)、行きつけのチャイやラッシーのお店に連れて行ってくれたりと、後半のバラナシ旅行が楽しくなったのは、彼のおかげです。
「ガンジス河から日の出が見たい」と言ったら「朝4:45に集合だ」と連れて行ってくれました。
このときなぜか、涙が溢れて止まりませんでした。
曇りで結局、綺麗な日の出は見られなかったのですが、薄暗いうちからガンジス河で沐浴する人々の姿は、とても神聖でした。
仕事をやめようか悩んで、パートナーが見つからないことにも悩んで、自分を見つけにきたインド旅行で悲惨な思いもたくさんしましたが、この沐浴を見たとき(このタイミングでインドに来て本当に良かった)と思いました。
うまく言えませんが、「私は大丈夫」とほっとしたような静かに覚悟が決まったような、そんな気持ちになったことを覚えています。
実は、この旅行中に起きたこと・考えたことを全部メモしていて、今でもそのメモを読み返すとあの頃の気持ちが蘇ってきます。
奇跡に近いトラブル続きのインド旅行【番外編】
この旅で、実はハッピーがもう一つありました!
なんと、上海からインドへのフライトはビジネスクラスにランクアップしてもらえたんです^^
同じタイミングで、上海に足止めを食らった旅行客は他にもいたのですが、ビジネスクラスにランクアップされたのは私だけだったので、(一人旅万歳♥)と思いました(笑)
海外一人旅は、何があっても自分で対応しなければならないので、【状況を判断する力】と【それに臨機応変に対応する力】がとても磨かれます!
これって、仕事や子育てに奔走する30代女子に必須の能力だと思うんです。
海外一人旅は、決して楽(ラク)ではないけれど、そのぶんとても楽しいです!
私の記事が、一人でも多くの30代女子の海外一人旅チャレンジの背中を押しますように!
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