学校を卒業して、就職をして、30代女子の社会人歴は、軽く10年を超えてくる頃。仕事にも慣れて余裕も出てきたけれど、ふと「私の人生ってこのまま終わっていくんだろうか?」「私のやりたいことって本当にこういうことだったんだろうか?」って、そんな不安がよぎることってありませんか?
一つの肩書き、一つの居場所で活躍するというのは、もう今の時代は古い概念になっていて、今一番旬な生き方は、肩書きを複数持つ「スラッシュキャリア」という生き方です。
新しい生き方「スラッシュキャリア」
スラッシュキャリアとは、2007年にアメリカの作家・ジャーナリストのMarci Alboher氏が、著書『One Person/Multiple Careers:A New Model for Work/Life Success』のなかで生み出した言葉で、最近日本国内でも注目されている生き方。
産業時代のように、どこかの組織に属して、「◯◯株式会社で◯◯の仕事をしています」と自己紹介をしたり、独立をして、「コピーライターです」「弁護士です」と肩書きを一つに絞って働くのではなく、自分のライフスタイルの中で持つ複数の顔を/(スラッシュ)で区切って表現をするのが、スラッシュキャリアの語源となっています。
例えば、普段会社では営業の仕事をしているけれど、実は趣味が旅で旅ブログを書いているのなら、「営業/旅ブロガー」、会社で広報の仕事をしながら、ママ業もこなしていて、お友達にフラワーアレンジメントをたまに教えたりしているなら、「広報・PR/ママ業/フラワーアレンジメント講師」。
こんな風に/(スラッシュ)を使うことで、私たちの活動の幅って、いくらでも増やしていけるわけです。
副業解禁時代だからこその「スラッシュキャリア」の可能性
終身雇用はとっくに崩壊していて、少子高齢化が進んで、私たち30代女子が年金受給者になる頃には、年金がもらえないだろうってことは、誰もが薄々気づいている事実。(もらえたらラッキーくらいの感覚よね・・・。)
会社も従業員を抱えていられない時代になったからこそ、副業をどんどん解禁しているわけで、私たちは自分たちの将来のためにも、今をもっと自分らしく生きるためにも「スラッシュキャリア」という生き方はとても魅力的。
長く会社勤めをしていると、いざ「自分で好きな仕事に就いていいよ」って言われても、「自分って何が出来るんだろう?」「どんなことが仕事として成り立つんだろう?」そんな風に戸惑ったりするはず。そりゃそうです。だって、学校の教育って会社員になるための教育で、「自分で好きなことをする」ような教育を受けてないんだもの。
だからこそ、スラッシュキャリアという肩書きを使って、自分のやりたいこと、好きなこと、出来そうなことをどんどんチャレンジしてみましょう。大事なことは、/(スラッシュ)で付けた肩書きでお金をもらっているかどうかではなく、あなたを表現する一つのツールということ。
まずは肩書きを決めて、名刺を作ってみたり、SNSで肩書きを書いて発信をしてみよう。
それだけで、きっと何かが変わり始めるはず。
さて、/(スラッシュ)を使って、どんな肩書きを付けよう?
/(スラッシュ)で表現する肩書き。正直、何でも、何個でもOKです。もし、肩書きとして表現するものがなかなか見つからないのなら、この質問に答えてみましょう。
*あなたの趣味は何ですか?
*よく友人や職場の同僚から相談されることはどんなことですか?
*学生時代に勉強してきた専門分野はありますか?
*昔もしくは今している習い事は何かありますか?
自分自身が気付いていないだけで、周りに提供出来ている価値って案外たくさんあるものです。どうしても自分一人じゃ思いつかない場合は、親しい友人や家族、職場の同僚に質問してみるのもオススメです。
スラッシュキャリアから始まった一つの肩書きが、もしかすると、あなたの未来を変えるきっかけになる肩書きになるかもしれません。
■この記事を書いた人
三浦綾子。web集客プランナー。13年半の会社員生活を経て独立し、現在は起業したい女性を対象にした起業サポートと、個人・法人向けにWEB集客、メディア運営のアドバイスにて事業を展開。横浜・みなとみらいエリアにマンションを購入し、大好きな土地でのライフスタイルを実現している。
▷OFFICIAL SITE:http://ayakomiura01.com
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